Dynabookは6月9日、ノートPC「dynabook」の個人向け15.6型モデルの新製品を発表した。出荷は6月17日から順次始まる予定だ。
新モデルは、CPUをベーシックモデル以外は第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)、ベーシックモデルは第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)へと世代を改めている。
「dynabook T7」「dynabook T8」はプレミアムモデルという位置付けで、光学ドライブとしてBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブを搭載する。3月に発売された「dynabook T9」のバリエーションモデルという位置付けでもある。
ボディーカラーはプレシャスブルー、プレシャスシルバー、サテンゴールド(T7のみ)の3つを用意している。税込みの想定販売価格はT7が22万円台半ば、T8が24万円台前半となる見込みだ。
新しいdynabook T7/T8は、CPUのパワーアップに加えてディスプレイの狭額縁化、光学ドライブの位置の移動(本体左側→右側)など、使い勝手を改善している。両モデルの違いはメインメモリの容量で、それ以外の基本仕様は共通となる。
CPUはCore i7-1260P(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)を採用し、Dynabook独自の「エンパワーテクノロジー」を適用することでピーク性能をより長時間引き出せるようになっている。メインメモリはDDR4-3200規格で、初期搭載容量はT7が8GB(4GB×2)、T8が16GB(8GB×2)となる。モジュールを換装すれば32GB(16GB×2)まで拡張可能だ。ストレージは512GBのSSD(PCI Express接続)を備える。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは15.6型液晶(非光沢/高輝度/高色純度/広視野角)で、最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)となる。その上部にはフルHD撮影と顔認証に対応するWebカメラも備える。
外部ポート類は、左側面に電源端子、有線LAN端子(1000BASE-T)、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×2、USB 3.1 Type-C端子、イヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にSDメモリーカードスロットとUSB 3.0 Type-A端子を備える。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。
本体サイズは約361(幅)×244(奥行き)×23.8(厚さ)mmで、重量は約1.98kgとなる。バッテリー駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0での計測値)は最長11時間だ。
「dynabook X5」「dynabook X6」「dynabook T6」は、DVDスーパーマルチドライブを備えるメインストリームノートPCだ。ボディーカラーはプレシャスブルー(X5を除く)とサテンゴールドで、想定販売価格はX5が14万円台後半、X6が17万円台前後、T6が19万円台前半となる。
CPUはX5がCore i3-1215U(Pコア2基4スレッド+Eコア4基4スレッド)、X6がCore i5-1235U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)、T6がCore i7-1260Pで、T6にはエンパワーテクノロジーが適用される。メインメモリはDDR4-3200規格で、初期搭載容量はX5とX6が8GB(8GB×1)、T6が8GB(4GB×2)となる。モジュールを増設/換装すれば、最大32GB(16GB×2)まで拡張可能だ。ストレージは256GBのSSD(PCI Express接続)を備える。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは15.6型液晶で、モデルによって以下のスペックのものを搭載する。Webカメラは前モデル共に720p(1280×720ピクセル)の撮影に対応する。
外部ポート類は、左側面に電源端子、有線LAN端子(1000BASE-T)、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×2、USB 3.1 Type-C端子、イヤフォン/マイクコンボ端子を備える。T6の右側面にはSDメモリーカードスロットとUSB 3.0 Type-A端子も備えるが、X5/X6の右側面には備えない。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。
ボディーサイズと重量は先に紹介したdynabook T7/T8と同様となる。バッテリー駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0での計測値)は、T6が約11時間、X5/X6が約9.5時間となる。
「dynabook C6」「dynabook C7」「dynabook C8」はスタンダードモデルという位置付けで、先に紹介したモデルから光学ドライブを省いたものとなる。ボディーカラーはプレシャスシルバー(C6を除く)、プレシャスブルー、サテンゴールドの3つだ。税込みの想定価格は、C6が17万円台半ば、C7が19万円台後半、C8が21万円台半ばとなる。
CPUはC6がCore i5-1235U、C7/C8がCore i7-1260Pを備え、C7/C8にはエンパワーテクノロジーが適用される。メインメモリはDDR4-3200規格で、初期搭載容量はC5が8GB(8GB×1)、C7が8GB(4GB×2)、C8が16GB(8GB×2)となる。モジュールを増設/換装すれば、最大32GB(16GB×2)まで拡張可能だ。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はC6が256GB、C7/C8が512GBとなる。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは15.6型フルHD液晶で、C6/C7が非光沢/広視野角パネルを、C8が非光沢/高輝度/高色純度/広視野角パネルを搭載している。WebカメラはC6がHD撮影対応のものを、C7/C8がフルHD撮影と顔認証に対応するものを搭載する。
外部ポート類は、左側面に電源端子、有線LAN端子(1000BASE-T)、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×2、USB 3.1 Type-C端子、イヤフォン/マイクコンボ端子を備える。C7/C8の右側面にはSDメモリーカードスロットとUSB 3.0 Type-A端子も備えるが、C6では省かれている。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。
本体サイズは約361(幅)×244(奥行き)×19.9(厚さ)mmで、重量はC6が約1.77kg、C7/C8が約1.8kgとなる。バッテリー駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0での計測値)はC6とC7が約9.5時間、C8が約11時間だ。
「dynabook Y6」はベーシック(エントリー)クラスのノートPCである。ボディーカラーはライトゴールドのみで、税込みの想定販売価格は13万円台後半となる。
CPUはCore i3-1115G4(3GHz〜4.1GHz、2コア4スレッド)で、メインメモリはDDR4-3200規格で容量は8GB(8GB×1)を備える。メモリは増設で最大16GBまで拡張可能だ。ストレージは256GBのSSD(PCI Express接続)となる。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは15.6型液晶(非光沢)で、最大解像度はHDとなる。Webカメラは720p撮影に対応するものを備える。
外部ポート類は左側面に電源端子、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子とUSB 3.1 Type-Cを、右側面にmicroSDメモリーカードスロット、イヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.0 Type-A端子と有線LAN端子(1000BASE-T)を備える。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。
本体サイズは約362.5(幅)×240.5(奥行き)×19.7(厚さ)mmで、重量は約1.9kgとなる。バッテリー駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0での計測値)は約10時間となる。
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