本機はコンパクトなボディーながら、キーボードもこだわっている。キーピッチは約19mm、ストロークも約2mmとモバイルPCとしてはかなり深く確保している。ファンクションキー4つごとにスペースを設けたり、カーソルキーを少し下げるとともに「↑」キーの左右を空きスペースにするなど細かい部分までこだわった内容だ。
一方、半角/全角キーと左Ctrlキーが左端にない点は好みが分かれそうだ。また、キートップが薄いのか、ストロークの割には若干タッチ感が頼りない印象を受けた。とはいえ総合的には良いキーボードといえるだろう。
また、キーボード手前には、Let's noteの伝統であるホイールパッドを搭載している。「Let's note FV」シリーズと同じ大型(直径約64mm)のパッドを搭載しており、3本指や4本指によるジェスチャー操作もしやすい。
液晶ディスプレイの上部に、フルHD解像度での撮影が可能な約207万画素のWebカメラとアレイマイクを搭載している。
Webカメラについては、自動的に映像を明るくしてくれる「明るさ補正」、背景をぼかしてくれる「背景ぼかし」、顔が中心に映るようフレーミングを最適化する「顔位置自動補正」を搭載。マイク、スピーカーについても、会議のスタイルに合わせたAIノイズキャンセリング機能を利用できる。
また、AIセンサーにより離席時にPCをロック、Windows Helloにより着席時には自動解除する他、自分以外の顔を検知するとアイコンで知らせたり画面をぼかしたりする「のぞき見防止」機能など、インテリジェントなセキュリティ機能も搭載している。
では、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。
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