ベンチマークテストの結果を掲載する。特に言及がない限り、PC設定ユーティリティーで設定できる「熱とファンの制御」は「標準」、Windowsの電源モードは「最適なパフォーマンス」に設定している。比較対象には、2018年に発売されたビジネスPC(Core i5-8250Uを搭載した「ThinkPad T480s」)のスコアを掲載した。
CINEBENCH R23のCPUスコアは7591ptsだ。1世代前の第11世代Core i7搭載機では5000pts前後が相場のスコアだが、Core i5でありながら、それを軽々と上回るスコアをマークしているところに第12世代Coreプロセッサの進化が伺える。そして、本製品もその性能をしっかりと引き出しているといえる。
PCMark 10、3DMarkについては、ご覧の通りだ。比較対象とした旧世代のPCを全ての項目で大きく上回っている。ただ、PCMark 10のProductivityの一部で異常値が出ている関係で、本来想定されるよりも低いスコアとなっている。タッチパネル搭載製品でよく見られる現象だが、原因は不明だ。それでも比較対象は完全に上回るが、試作機のこのスコアを他製品と比較する場合は、Productivityについては参考から外した方が良いだろう。
バッテリー容量については、PCMark 10のテストではどうしても途中で終了してしまうため、手動で測定した。電源モードを「バランス」にした上で、ディスプレイ輝度を最大、音量50%の設定でHuluのアニメコンテンツを連続再生させたところ、残量99%から5%で休止状態になるまで3時間39分動作した。
400ニト以上の高輝度の画面を搭載するだけでなく、バッテリー容量も約30Whと少ないので妥当だろう。より長時間のバッテリー駆動時間を望むなら、軽量バッテリーではなく標準バッテリーを搭載するモデルを選ぶか、別途標準バッテリーを追加したい。
最後に動作音や発熱面を確認する。
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