従来のLet's noteシリーズ同様、ユーザーが着脱可能なカートリッジ式バッテリーを採用しているのも見逃せない。複数のバッテリーを持ち運べば電源の取れない場所で長時間駆動が行え、バッテリーが劣化したり、故障したりした際にもバッテリーだけを交換すればよいので、本体ごと修理に出すことなく対応できる。
また、シリーズとしては評価機が搭載する「軽量バッテリー」以外にも大容量の「標準バッテリー」が用意されている。両方用意しておいて、その日のワークスタイルに合わせて使い分けることも可能だ。
最近の薄型モバイルノートPCは、ビジネス向けモデルでもバッテリーの着脱ができない製品が多くなっているだけに、これだけの軽量なボディーと着脱可能な構造を両立させているLet's noteは貴重な存在だ。
なお、直販モデルと法人モデルでは、「バッテリーサイクルNAVI」という有償サービスも用意されている。バッテリー状態を監視しつつ、サービス期間内に一定以上の劣化や故障が発生した際に無償でバッテリー交換を受けられる内容だ。長期利用が前提ならば、検討してみると良いだろう。
評価機は「軽量バッテリー」を搭載していた。容量は約30Whで、昨今のモバイルノートPCとしては少なめだ。公称駆動時間は約9.5時間となっている。オプションで約16時間の駆動ができる「標準バッテリー」も用意されているLet's noteらしく、インタフェースも豊富だ。USB PDに対応するThunderbolt 4(USB Type-C)に加えて、HDMI出力、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、有線LAN(1000BASE-T対応)、フルサイズのSDメモリーカードスロットなど、最近のPCでは省かれがちな端子も装備する。
右側面の手前側から、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、2基のUSB 3.2 Gen 1 Type-A、SDメモリーカードスロットが並ぶ。一番奥には、盗難防止ワイヤーを接続するためのセキュリティロック・スロットも装備する次に新採用の12.4型ディスプレイをチェックしよう。
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