ボディーの具体的なサイズは、約378.5(幅)×287.6(奥行き)×13.3(高さ)mm、重量は約1.53kgだ。
実際に持ってみると、ズシッとした重厚感がある。剛性感も高く、強度的な不安は全く感じない。開発段階で、MIL-STD-810H準拠の各種耐久テストをクリアしている裏付けもある。ヒンジについても、3万回以上の開閉テストをクリアしているという。
ディスプレイを折り曲げるという体験は普段ないだけに最初は少し抵抗があるが、恐る恐る曲げてみると、案外すんなりと曲がって折りたたむことができた。
全体がぐねぐねと曲がるわけではなく、ヒンジのみが可動して畳まれる仕組みなので、開いた状態でも閉じた状態でもしっかりとした安定感がある。裏側のカバーは合皮のような手になじむ素材となっていて、ハードカバーの高級書籍のような雰囲気だ。
ノートPCモードで利用するには、Bluetoothキーボードを画面の縦位置の下半分(カメラがない側)に置く。すると下半分の画面が消えて、上の画面だけが表示される。この時の画面サイズは12.5型、画面解像度は1920×1280ピクセルだ。
なお、キーボードを置く位置がズレていると画面は消えないままになるので端に合わせておく必要がある。やや面倒に思うかもしれないが、かなり強力なマグネットが仕込まれており、位置調整は簡単に行える。
CPUはCore i7-1250Uを採用する。開発コード名「Alder Lake-U」で知られる第12世代Coreプロセッサのモバイル向けモデルだ。性能重視のPコアと、電力効率優先のEコアを最適に使い分ける仕組みを導入したことで、前世代から大きく性能が底上げされている。
Core i7-1250Uは、Pコアが2基(4スレッド)、Eコアが8基(8スレッド)の構成だ。モバイル向けのCPUだけにPコアは2基と控え目ながら、世代の優位は大きく、モバイル向けとしてはパワフルな性能を持つ。
メモリはLPDDR5-5200を16GB、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応SSDを1TB搭載している。どちらも先進の高速モデルを装備しており、ライトユースのみならず、写真や映像の編集、軽めのゲームまで幅広い用途に対応できる内容だ。
続いて、インタフェース回りを見ていこう。
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