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「GeForce RTX 40 Laptop×第13世代Core」でパワフル! GIGABYTEがゲーマー/クリエイター向けノートPCの新製品を披露(1/2 ページ)

» 2023年02月19日 06時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 GIGABYTE Technologyは2月17日、東京都内で報道関係者向けイベントを開催し、2023年上半期(1〜6月)に発売するゲーミングノートPCとクリエイター向けノートPCの新製品を披露した。新製品は最新の第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)GeForce RTX 40 Laptopシリーズを搭載していることが特徴で、国内未発売の製品は近日中に正式発表される見通しだ。

ゲーミング新製品 ゲーミングノートPCのラインアップ。GPUは全モデルでGeForce RTX 40シリーズを採用する一方で、CPUを「第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)」とすることで価格を抑えたモデルも用意している
クリエイター向け クリエイター向けの「AERO(エアロ)シリーズ」は、4K+(3840×2400ピクセル)解像度の有機ELディスプレイを搭載していることが特徴だ

AORUS 15X/17X(17Xは発売済み)

 「AORUS 15X」は15.6型、「AORUS 17X」は17.3型の液晶ディスプレイを搭載する「AORUS(アオラス)」ブランドのゲーミングノートPCのフラグシップモデルだ。AORUS 17Xについては2月9日に発売済みで、AORUS 15Xはスペックの異なる2モデルが今後発売される予定となっている。

AORUS 17X 17.3型モデルのAORUS 17Xは、既に発売済みである(参考記事
AORUS 15X 15.6型モデルのAORUS 15Xは、日本ではスペックの異なる2モデルが投入される

 CPUは第13世代Coreプロセッサの「HXシリーズ」で、デスクトップPCに近いパフォーマンスを発揮できるようになっている。独立GPUはAORUS 15Xが「GeForce RTX 4070 Laptop」を、AORUS 17Xが「GeForce RTX 4090 Laptop」を搭載している。再起動なしでCPU内蔵GPU(Iris Xe Graphics)と外部GPUの映像出力を切り替えられる「Dynamic Display Switch(DDS)」にも対応する。

 メモリスロットはDDR5規格のSO-DIMM×2で、最大で64GBまで増設可能だ(AORUS 15Xは8GB×2、AORUS 17Xは16GB×2を標準搭載)。ストレージスロットはPCI Express 4.0規格のM.2を2つ搭載する(AORUS 15Xは1つ空きあり)。

 ディスプレイは全モデル共にWQHD(2560×1440ピクセル)パネルで、ハードウェアベースのブルーライトカット機能を備える。AORUS 15Xは下位モデルが165Hz駆動、上位モデルが240Hz駆動のIPS液晶を搭載し、AORUS 17Xは240Hz駆動の液晶を採用した。最近はアスペクト比16:10のディスプレイを採用するゲーミングノートPCが増えている中、あえてアスペクト比16:9のパネルを採用したのは「パネルの品質を重視した結果」だという。

 WebカメラはフルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応する。キーボードはUS(米国英語配列)となる。

主な仕様 主な仕様

AORUS 15/17

 「AORUS 15」は15.6型、「AORUS 17」は17.3型の液晶ディスプレイを搭載するAORUSブランドのメインストリーム(普及帯)ゲーミングノートPCだ。「AORUS 17H」は、AORUS 17に360Hz駆動の液晶ディスプレイを搭載したモデルとなる。いずれも3月中に正式発表される予定だ。

AORUS 15 AORUS 15のキーボードはテンキーレスで、スペックの異なる5モデルが用意される予定となっている
AORUS 17 AORUS 17のキーボードはテンキー付きで、スペックの異なる2モデルが展開される予定となっている

 CPUは第13世代の「Core i7-13700H」または第12世代(開発コード名:Alder Lake)の「Core i5-12500H」(AORUS 15のみ)を搭載している。独立GPUは「GeForce RTX 4050 Laptop」(AORUS 15のみ)、「GeForce RTX 4060 Laptop」またはGeForce RTX 4070 Laptopのいずれかを搭載している。

 メモリスロットはDDR5規格のSO-DIMM×2で、最大64GBまで搭載可能だ(AORUS 15は8GB×1または8GB×2、AORUS 17は8GB×2を標準装備)。PCI Express 4.0対応のM.2スロットを2基備え、1基の空きがある。

 ディスプレイは全モデル共にハードウェアベースのブルーライトカット機能を搭載しており、以下のスペックから選択できる。

  • AORUS 15(15.6型)
    • フルHD/最大144Hz駆動/sRGB色域100%カバー
    • フルHD/最大360Hz駆動/sRGB色域100%カバー
    • WQHD/最大165Hz駆動/sRGB色域100%カバー
  • AORUS 17(17.3型)
    • フルHD/最大144Hz駆動/sRGB色域100%カバー
    • WQHD/最大240Hz駆動/sRGB色域100%カバー

 WebカメラはフルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応する。キーボードは日本語配列となるが、今回のイベントではUS配列のものが展示されていた。

仕様 AORUS 15のうち4モデルと、AORUS 17H(後述)の主な仕様
仕様 AORUS 15のうち1モデルと、AORUS 17の主な仕様

AORUS 17H(発売済み)

 「AORUS 17H」は17.3型の360Hz駆動液晶ディスプレイを搭載するモデルで、2月9日に発売済みだ。名前からAORUS 17XやAORUS 17との関係性に注目が集まる所だが、写真で見れば分かる通り「別のモデル」である。日本では現時点では1構成のみとなる。

AORUS 17H 高速なディスプレイを搭載する「AORUS 17H」

 CPUはCore i7-13700Hで、独立GPUとしてGeForce RTX 4080 Laptopを搭載している。メモリスロットはDDR5規格のSO-DIMM×2で、最大64GBまで増設可能だ(標準で8GB×2)。ストレージスロットはPCI Express 4.0規格のM.2を2つ搭載する(標準搭載は1TB×1で、1つ空きあり)。

 ディスプレイは17.3型で最大360Hz駆動の液晶だ。最大解像度はフルHDで、DCI-P3の色域を100%カバーしている。ハードウェアベースのブルーライトカット機能も備える。WebカメラはHD(1280×720ピクセル)撮影と顔認証に対応している。キーボードは日本語配列となる。

キーボード キーボードは日本語配列となる

GIGABYTE G5

 「GIGABYTE G5」は15.6型のエントリークラスのゲーミングノートPCだ。独立GPUは最新のGeForce RTX 4050 LaptopまたはGeForce RTX 4060 Laptopとしつつ、CPUを第12世代のCore i5-12500Hとすることでコストパフォーマンスを追求したモデルという位置付けだ。

 メモリスロットはDDR5規格のSO-DIMM×2で、最大64GBまで増設可能だ(標準で8GB×1)。ストレージスロットはPCI Express 4.0対応M.2スロット(512GB SSDを搭載済み)とPCI Express 3.0対応M.2スロット(空き)を備えている。

 ディスプレイは15.6型フルHD液晶で、リフレッシュレートは最大144Hzとなる。

GIGABYTE G5 キーボードは日本語配列
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