ThinkPadのメインストリーム(普及帯)モデルとなる「ThinkPad Lシリーズ」も、2023年モデルに移行する。13.3型の「ThinkPad L13 Gen 4」、同モデルベースのコンパーチブル式2in1「ThinkPad L13 Yoga Gen 4」の他、14型の「ThinkPad L14 Gen 4」と15.6型の「ThinkPad L15 Gen 4」の4シリーズ構成で、IntelモデルとAMDモデルを取りそろえる。
EMEA地域ではL13 Gen 4/L13 Yoga Gen 4が4月、L14 Gen 4とL15 Gen 4が5月の発売を予定しており、最小構成の販売価格はL13 Gen 4が839ユーロ(約12万1000円)、L13 Yoga Gen 4が980ユーロ(約14万2000円)、L14 Gen 4が775ユーロ(約11万2000円)、L15 Gen 4が755ユーロ(約10万9000円)となる。
CPUはIntelモデルが第13世代Coreプロセッサで、vPro対応も選択できる。AMDモデルはRyzen 7000シリーズを備える。L14 Gen 4とL15 Gen 4のIntelモデルでは、外部GPUとしてNVIDIA GeForce MX550を搭載する構成も選択可能だ。
メインメモリの構成は以下の通りとなる。
SSDはPCI Express 4.0接続のSSDで、CTOモデルでは最大で2TBのモジュールを搭載可能だ。
CTOモデルでは、ディスプレイは以下のオプションから選択できる。
Webカメラは物理シャッター付きで、以下のいずれかを搭載できる。
ポート類はモデルによって以下の通り異なる。なおUSB4/USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PDによる電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。モバイル通信対応構成の場合は、nanoSIMカードスロットも搭載される。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.1に対応する。CTOオプションでLTE対応のモバイル通信モジュールを搭載することも可能だ。
バッテリー容量の定格容量、ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通りだ。
「ThinkPad E14 Gen 5」は14型、「ThinkPad E16 Gen 1」は16型のエントリークラスのノートPCだ。その名の通り、ThinkPad E16 Gen 1は“初代”製品で、従来の「ThinkPad E15」の後継製品という位置付けとなる。EMEA地域では6月の発売を予定しており、最小構成の販売価格はE14 Gen 5が770ユーロ(約11万1000円)、E16 Gen 1が780ユーロ(約11万3000円)となる。
CPUはIntelモデルが第13世代Coreプロセッサで、AMDモデルはRyzen 7030シリーズを備える。Intelモデルでは、外部GPUとしてNVIDIA GeForce MX550を搭載する構成も選択可能だ。
メインメモリはDDR4規格で、最大40GBまで搭載できる。SSDはPCI Express接続で、CTOモデルでは「1TB×2」構成にも対応する。
ディスプレイはアスペクト比16:10のIPS液晶で、E16 Gen 1では2560×1600ピクセルのパネルも選択できる。1920×1200ピクセルパネルでは、タッチ対応も可能だ。Webカメラは物理シャッター付きで、以下のいずれかを搭載できる。
ポート類はUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、HDMI出力端子、イヤフォン/マイクコンボ端子と有線LANポートを備えている。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PDによる電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
バッテリーの定格容量は47Whか57Whとなる。ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通りだ。
「ThinkPad X1ファミリー」の2023年モデル登場 最新のCoreプロセッサを搭載して4月発売
モバイルワークステーション「ThinkPad Pシリーズ」にRyzen PRO 6000シリーズ搭載モデル登場
キーボードがちょっと変わった? 「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」を試す(前編)
ThinkPad Tシリーズに2022年モデル 16:10ディスプレイの新ボディーを採用 新色もあり
「ThinkPad X/Tシリーズ」の2021年モデルが登場 第11世代Coreプロセッサ(Tiger Lake)を搭載 Web会議ニーズを反映した機能強化もCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.