Googleは3月15日(現地時間)、「Google Workspace」や「Google Cloud」へのジェネレーティブAI(生成系AI)導入を発表した。まずは、ドキュメントとGmailで、AIを活用したライティング機能をテストユーザー向けに提供を開始する。テストプログラムは、まずは米国で開始される。
ジェネレーティブAIに関する機能は、年間を通じてテストユーザーに順次提供され、その後一般提供を開始する。Google WorkspaceでのジェネレーティブAI機能としては、以下のようなことが可能になる予定だ。
第1弾として提供されるドキュメントとGmailでのライティング支援機能では、書きたいトピックを入力するだけで、すぐに下書きが作成される。その後、AIと協力しながら推敲と編集を続けることができるとのことだ。また、ビジネス向けのフォーマルなメールや友人向けのメールなど、文章のトーンやスタイルを指定したり、議事録の校正などにも対応したりする。
こうしたジェネレーティブAIは、人間の創意工夫や創造性、賢さに取って代わるものではないという。AIが間違った判断を下すこともあり、多くの場合、AIにはガイダンスが必要だとしている。このため、IT部門が組織に適したポリシーを設定できるよう、管理者向けの機能も提供するとのことだ。
三菱エンジニアリングは3月15日、目前の空中に浮かび上がらせた空中映像を指先で操作できるタッチパネルモニターの新製品として、5型相当の空中タッチディスプレイ「AX-52DR2」を3月30日に発売すると発表した。価格はオープンで、年間100台の販売を目標としている。
三菱エンジニアリングの空中タッチディスプレイとしては、2022年7月に10.4型の「AX-101TW」が発売されているが、AX-52DR2はその第2弾となる。本体のコンパクト化により、省スペースでの設置や製品への組み込みが容易になったとしている。
空中タッチディスプレイは、光源(ディスプレイ)と特殊な反射プレートからなる光学系を用いてディスプレイの光を空中に再結晶することで、目前の空中に映像を浮かび上がらせる技術だ。空間タッチセンサーとして赤外線インラインセンサーをボディーに搭載することで、空中映像面の常時センシングを可能にしている。
新型コロナウイルス感染症が落ち着きを見せる中、衛生面の関心は依然として高い傾向にあるという。医療機関の受付システムや券売機を始め、公共施設や集合住宅などに設置された多様な端末機では衛生面での課題解決が求められており、今回のような空中映像表示および空間タッチ技術により、衛生的なオペレーションで、安心/安全/快適な暮らしの実現に貢献していくとしている。
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