そのためには、今回のVision Proが搭載した片目あたりの解像度が4Kを超えるマイクロOLEDパネルの採用や、デスクトップクラスの性能を誇るM2と新開発のR1チップ、視線トラッキング、LiDAR、深度センサーなどの搭載、周囲とのインタラクティブな体験を生み出す「EyeSight」など、現時点で考えられる全てを“全部載せ”する必要があったのではないか。
Vision Proを紹介する映像の中で、高い価格設定である製品の割には個人ユーザーのパーソナルな利用シーンが多く見られたことが印象に残っている。プレゼン中はユーザーとしての利用シーンにワクワクしたが、冷静に振り返ってみれば、これは開発者に向けて「こういう世界を実現するために(コンテンツの)開発を頼みますよ」という圧が感じられる(開発者会議なので当たり前ではあるが)。
Apple自身も約50万円という価格設定で一般に普及するとは思っていないだろう。まずはVision Proの優位性で開発者とアーリーアダプター層の心をつかみ、コンテンツを開発してもらうこと。そして先進的なユーザーがVision Proに搭載されたどの機能を好んで使うのかを確かめて、必要性が実証された機能や仕様を絞り込んだ普及機を開発する──。
そんなロードマップを描いていてくれれば、新たな体験を心待ちにしている多くの人にもAppleが理想とする次世代コンピュータのビジョンを魅せることができそうだ。
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