AMDは6月13日(米国太平洋夏時間)、データセンター向けCPU「第4世代EPYCプロセッサ」のスケーラビリティー重視モデル(開発コード名:Bergamo)と、3D V-Cacheテクノロジーを適用してL3キャッシュを増量したモデル(開発コード名:Genoa-X)の出荷開始を発表した。
クラウドネイティブなサービスを提供するデータセンター(サーバ)への導入を前提に、スケーラビリティーを重視したBergamoは「EPYC 97X4プロセッサ」という名称で製品化された。
CPUコアはスケーラビリティーを重視した「Zen 4cアーキテクチャ」で、最大で128コア256スレッド構成となる。オリジナルの「Zen 4アーキテクチャ」と比べると1コア当たりの性能は若干低いが、サーバエンドで稼働する仮想マシン(VM)など、物理コア(や論理スレッド)がたくさん必要な用途では稼働効率が高まるというメリットがある。
ラインアップは以下の通り。
Genoa-Xは「AMD 3D V-Cache搭載第4世代EPYCプロセッサ」として投入される。開発コード名から分かる通り、オリジナルの第4世代EPYCプロセッサ(開発コード名:Genoa)に3D V-Cache Technologyを適用したCPUで、L3キャッシュを最大で1.1GBまで拡張している。
ラインアップは以下の通り。
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