設置の手順を見ていこう。まずは本製品のUSBポートを車に差し込み(車にUSBポートがなければ付属の車載アダプターを使う)、電源が入る状態にし、Alexaアプリで本製品のセットアップを行う。この時点でマイクモジュールを先にダッシュボードに固定していても構わないが、ひとまず電源さえ入る状態でさえあれば、本格的な設置は後回しにしても問題ない。
作業が完了すれば、後はマイクモジュールに向かって呼びかけるだけで、Alexaが応答してくれるようになる。中身はあくまでもスマホのAlexaアプリであり、本製品を使ってそれを呼び出し、Alexaの発話は車のスピーカーから出力される形だ。言うまでもないが、Alexa経由で再生した音楽もまた、車のスピーカーから再生される。
ちなみに本製品の第1世代モデルは、本体が平たく、ダッシュボード上に載せて設置する構造だったため、存在感もかなりのもので、邪魔に感じることもしばしばあった。しかし本製品は、ピンマイクのように垂直面に貼り付ける構造を採用するため、狭い場所でも取り付けやすく、ボタンも押しやすくなった。
多くの場合、車のダッシュボードにはスマホホルダーなどが取り付けられていて、空きスペースが少ない場合もあるはずだが、本製品はコンパクトなため、すき間を利用して取り付けられる。応答を示すLEDさえきちんと見えれば、縦ではなく横向きに取り付けても問題ない。この小回りのよさは、第1世代モデルと比べた場合の大きなメリットだ。
続いて、Alexaの「Autoモード」を試してみよう。
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