米Microsoftは8月1日(現地時間)、今後のWindows OSのリリースで、TLS 1.0および1.1をデフォルトで無効化すると発表した。2023年9月のWindiws Insider Previewビルドから適用する。
TLS(Transport Layer Security)は、コンピュータネットワーク上でのセキュアな通信を確立するための暗号化プロトコルだ。初期バージョンとなるTLS 1.0と1.1は仕様的にすでに古く、安全とはいえない状態になっていた。このため、2021年にはTLS 1.0と1.1を非推奨とするRFC 8996が発行されていた。
なお、何らかの理由によりTLS 1.0または1.1が必要な場合には、再度有効化するためのオプションも用意される。
本バージョンでは、PowerToysのインストールサイズが大幅に削減された。バージョン0.71と比較すると、設定の「インストールされたアプリ」に表示されるサイズが1.15GBから785MBに減少。エクスプローラーのプロパティに表示されるサイズも3.1GBから554MBに減少している。
この他、PowerToys RunにハッシュとGUID値を生成する「Value Generator」、マウスでクリックした箇所を強調表示する「マウス蛍光ペン」機能でクリックをせずに常にマウスカーソルをハイライト表示する新機能を追加した。PowerRenameでは、クラッシュすることなく、より多くのファイルをサポートするよう改善されている。
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