ASUS JAPANは9月8日、ノートPCの構成を選択できる家電量販店向けBTOサービス「ASUS Direct」を発表、本日から「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」の2店舗で開始する(その他の主要家電量販店でも順次サービス開始予定)。
本サービスは、店頭取り扱い品とは異なる構成の製品をオーダーできるサービスだ。当初の対応モデルは、ノートPCの5製品6モデルを用意。CPUやメモリ、ストレージ、OSやオフィスアプリなどをカスタマイズできるようになっている。注文後、約1〜2週間後で発送が行われる。
サービス対応モデルは、第12世代Coreプロセッサを搭載する14型/16型ノートPCの「ASUS Expertbook B9」「ASUS Vivobook 14X」「同 16X」、第12世代/13世代CoreプロセッサとGeFroce RTX 3060/4050を搭載する15.6型/17.3型ゲーミングノートPC「ASUS TUF GAMING F15」「同 F17」が対象だ。予想実売価格はASUS Expertbook B9が15万9800円から、ASUS Vivobook 14Xが8万9800円から、同 16Xが9万9800円から、ASUS TUF GAMING F15が20万9800円から、同 F17が21万9800円から(いずれも税込み)。
台湾ASUSTek(ASUS JAPANの親会社)では、台湾において既にBTOモデルを取り扱っている。今回、日本でもノートPCの一部モデルが展開されることになった格好だ。
本件に関連して、4月末に実施されたグループインタビューにおいてASUS JAPANのデビッド・チュウ氏(システムビジネスグループ コンシューマービジネス事業部 統括部長)は以下のように語っていた。
当社としても、BTO/CTOは柔軟性の高い、さまざまなニーズを持つお客さまに多くの選択肢を提供できるサービスだと思っています。台湾ではすでにCTOのサービスが開始され、カスタマイズされたPCを提供しておりますが、日本でも導入する予定がございます。導入時期については、各パートナー様と協議しております。具体的なスケジュール及び製品名は明らかにできませんが、メインストリーム(普及帯)の製品から優先的に投入していく予定です。
3月末時点において、BTOモデルは台湾限定の取り組みだった。約4カ月の時を経て日本でも対応したということは、親会社であるASUSTekにとっても、日本は重要な市場であるのだろう。
ASUS JAPANとしては「(どのようなPCを買うか)迷われているお客さまが実店舗に足を運んでいる現状」(広報担当、以下同)を踏まえ、日本では店舗でのBTOサービスから始めることにしたという。今後は「Web(ASUS Store)での展開も視野に入れている」とのことなので、BTOのさらなる拡大に期待したい。
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