うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月10日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米Microsoftは9月12日(現地時間)、現在サポートされているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、9月度のセキュリティ更新プログラムをリリースした。
Windows 11 22H2向けは「KB5030219」、Windows 11 21H2向けは「KB5030217」、Windows 10 22H2/21H2向けは「KB5030211」、Windows 10 1809向けは「KB5030214」となる。
この更新プログラムでは、CVE番号ベースで59件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応している。このうち、深刻度が「Critical(緊急)」と評価されているのは以下の5件だ。
また、以下の2件は悪用の事実が確認されている。いずれも深刻度は「Important(重要)」ではあるが、早めに対処した方がいいだろう。
この他、Windows 11 22H2向けには8月22日に配信されているプレビュー更新プログラム「KB5029351」と、関連する修正も含まれている。主な内容としては下記の通りだ。
なお、Windows 11 21H2向けには、今回が最後のオプションリリースとなり、2023年10月のセキュリティ更新プログラムがWindows 11 21H2の一部のエディションに対する最後のセキュリティリリースとなる。早めにWindows 11 22H2へのアップデートを検討して欲しい。
米Microsoftは9月7日(現地時間)、サードパーティー製プリンタのドライバをWindows Update経由で提供することを段階的に終了すると発表した。21H2以降、Windowsには「IPP」「Moprina」に準拠したドライバをOSに含めており、デバイスメーカー独自のインストーラーやドライバ、ユーティリティーを提供する必要がないというのがその理由だ。プリンタの動作をカスタマイズするサポートアプリは、Print Support Apps(PSA)としてMicrosoft Storeから配布される。
提供終了までのタイムラインは、下記の通り。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.