米Unity Technologiesは9月12日(現地時間)、2024年1月1日からゲームのインストール数を基準とする「Unity Runtime Fee」の導入を発表した。
これまでUnityでは、個人向けの無料プラン「Unity Personal」に加え、有料プランの「Unity Plus」「Unity Pro」「Unity Enterprise」が提供されてきた。「Unity Runtime Fee」はこれに上乗せする料金で、事実上の値上げとなる。また、Unity Plusについては9月12日で新規契約の受付を停止した。既存のUnity Plusユーザーは1年間、Unity Plusの料金でUnity Proを使えるが、それ以降は他のプランに切り替える必要がある。
なお、規模の小さい開発者や企業への影響を考慮し、Unity Runtime Feeは下記のしきい値を超えた場合にのみ適用となる。
実際のUnity Runtime Feeの料金については、使用しているプランやインストール数によっても変わるが、Unity PersonalとUnity Plusでは、全体の規模に関わらず、1インストール0.2ドル、Unity ProとUnity Enterpriseでは月ごとのインストール数に応じて0.01ドル〜0.15ドルとなっている。
なお、インストール数は独自のデータモデルを活用し、同じユーザーによる再インストール/再ダウンロードはカウントされないという。
カナダPrimate Labsは9月12日(現地時間)、クロスプラットフォームベンチマークソフトGeekbenchの最新版「Geekbench 6.2」をリリースした。
Geekbench 6.2では、Windows on Armのサポートが追加され、レノボ・ジャパンの「ThinkPad X13」や日本マイクロソフトの「Windows 開発キット 2023」などのArmデバイスでもGeekbench 6を使ってベンチマークを行えるようになった。アプリは、Geekbench 6 for Windowsに統合されており、Arm用に別アプリをインストールする必要はない。
この他、Linix版ではRISC-Vベースのシステムがサポートされ、現在はプレビュービルドとして利用できる。また、AndroidとiOS版では履歴と比較機能が追加され、デバイスのパフォーマンスを継続して確認したり、他のデバイスと直接比較したりできるようになる。
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