Jabra Elite 10/Elite 8 Activeともに、操作性は共通だ。イヤフォン側面がクリック感のある物理ボタンになっており、ボタンの1回〜3回押しや長押しにより各種操作が可能だ。タッチ操作になっているイヤフォンも多いが、タッチが上手く認識されているのか分からないことも多い。
やはり、クリック感があると操作の安心感は高い。また、これらの操作は、スマートフォンアプリから自由にカスタマイズも可能だ。
Jabra Elite 10とElite 8 Activeは、片耳でも使用もできる。その場合でもボタン操作はできるが、片耳使用時に特別に操作が変わることはない。つまり、デフォルトの状態では、左側イヤフォンでは音楽の再生停止操作は行えない。
実際の使用感だが、サウンドに関しては、正直なところ筆者の耳では2つのイヤフォンの違いを感じることはなかった。どちらも非常に高音質で、空間オーディオの立体感も十分に堪能できる。
また、アプリ上からはイコライザー設定も可能だ。ニュートラルを含めて6つのプリセットから選択できる他、自分好みにカスタマイズも行える。ちなみに、対応コーデックはどちらもSBCとAACだけだ。
装着感に関しては、個人の耳の形や好みの影響も大きいと思うが、筆者としてはJabra Elite 10の方が着けていて疲れにくかった。Elite 8 Activeの方が小さく耳への収まりがいいのだが、そのためなのか圧迫感を強く感じる。
その点、Elite 10は圧迫感もなく長時間着けていても疲れにくい。Elite 10はJabra コンフォートフィット テクノロジーを採用しており、「従来のEliteシリーズよりも多様な耳の形やサイズに対応し、つけているのを忘れるような装着感」をうたっているので、その効果が現れているようだ。
両製品のどちらが優れているというより、好みや使い方で選ぶのがいいだろう。軽い装着感でより強力なANCを求めるなら「Jabra Elite 10」。落としても壊れる心配が少ない「Jabra Elite 8 Active」は運動時の利用に向いているといえるだろう。
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