米Microsoftは9月26日(現地時間)、3D没入型スペース「Microsoft Mesh」のパブリックプレビューを10月から開始すると発表した。
Microsoft Meshは、仮想スペース内で物理的な離れた人と一緒にいると感じられる3D空間を再現するコラボレーションプラットフォームだ。Microsoft Teamsに組み込まれており、Teamsの会議を3D空間で行える。既に武田薬品工業、アクセンチュア、DXCテクノロジー、PwC、テレフォニカ、世界経済フォーラムなどが利用しているという。
同様のアプローチとしては、既に米Metaの「Horizon Workrooms」があるが、そのMicrosoft版と考えて良さそうだ。3Dのイマーシブスペースを利用していない参加者も3D空間内に画面が表示される形で会議に参加できる。
Microsoft Meshを利用するには、「Teams Essentials/Microsoft 365 Business Basic/Microsoft 365 Business Standard/Microsoft 365 Business Premium/Microsoft 365 E3・E5」および「Office 365 E1・E3・E5」のいずれかのライセンスが必要だ。PCの他、Meta Questデバイスでも利用できる。
韓国Samsung Electronicsは9月26日、業界初となるLPDDRベースのメモリ拡張モジュール「LPCAMM(Low Power Compression Attached Memory Module)」を発表した。年内に主要顧客と共に次世代システムを使ってテストを実施予定で、2024年の発売を予定している。
ノートPCのメモリとして利用されるLPDDRはコンパクトな反面、マザーボードにじか付けするため修理やアップグレードは困難だ。一方、SO-DIMMは着脱可能ではあるが、性能が劣ってしまい物理的にサイズも大きいというデメリットがあった。
LPCAMMは、こうしたLPDDRとSO-DIMMの両方の欠点を克服するもので、取り外し可能なモジュールでありながら、SO-DIMMと比較してマザーボード上の占有スペースを最大60%も削減できる。さらにLPDDRを採用することで性能面でも最大50%、電力効率を最大70%向上できるとしている。
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