PFUは10月25日、同社製コンパクトキーボード「HHKB」シリーズの新モデルとなる「HHKB Studio」を発表、本日からPFUダイレクト(本店/Amazon/楽天/Yahoo!)にて販売を開始する。英語配列モデル(型名:PD-ID100B)と日本語配列モデル(型名:PD-ID120B)の2タイプを用意、ともに価格は4万4000円だ(税込み、以下同様)。
HHKB StudioはHHKBシリーズの最上位となる「All-in-One」モデルで、従来のキー配列を継承しつつ、豊富なカスタマイズ性能を併せ持つ。また、PFUの米国拠点であるPFU Americaにて企画され、 Huge Design(カリフォルニア州) にデザイン協力を得て開発した新しいラインアップでもある。
USB Type-Cによる有線接続とBluetooth無線接続に両対応し、これまでの「HHKB」シリーズと同様のコンパクト配列(キーピッチは約19.05mm)を採用した。キースイッチにはリニアタイプ(押下圧45g)の静音メカニカルスイッチを導入、ホットスワップにも対応しており、Cherry MXおよび互換製品(Gateron/Kailh製)の3ピン/5ピンスイッチに換装することもできる。
ポイティングスティック周辺のG/B/Hキーは特殊な形状になるが、2024年3月をめどにキートップの3Dデータ公開が予定されている。
ボディーサイズは約308(幅)×132(奥行き)×41(高さ)mm、重量は英語配列が約840g、日本語配列が約830g(乾電池含まず)となる。単3形乾電池4本(有線接続時はUSBバスパワー)で動作し、対応OSはWindows 10 64bit以降/macOS 11以降/Android 9以降/iOS 13.7以降/iPadOS 13.0以降となっている。
キーボード中央部にはマウスポインタ操作を行えるポインティングスティックを、キーボード手前側には3つのマウスボタンを用意。さらに本体の左側面/右側面/左手前側/右手前側の4カ所にジェスチャーパッド機能を内蔵した。
専用の無料キーマップ変更ツール「HHKB Studio Keymap Tool」を利用すれば、ポインティングスティックやジェスチャーパッドの設定を行える他、複数キーの同時押しなどを任意の1キーに割り当てることもできる。ファンクションキーを用いたレイヤー拡張式の機能割り当てにも対応、最大4つまでのプロファイルをHHKB Studio本体側に保存可能だ。
またHHKB Studio専用のオプションとして、英語配列キートップセット(型名:PD-ID100KTB)、日本語配列キートップセット(型名:PD-ID120KTB)、交換用キースイッチ10個セット(型名:PD-ID100KSLB)も合わせて販売を開始する。価格はそれぞれ6600円、7590円、3300円だ。
他にも、バード電子製のキーボードルーフ(型名:RF-HH3-CM)、キーボードポッド2(型名:KC2-HHK、専用のタイピングヘッド(型名:PW-HHT-3)も、それぞれ4730円、5940円、4950円で用意される。
さらに、ゲオが運営する「ゲオあれこれレンタル」にて「HHKB Studio」の貸し出しも行う。レンタル費用は9泊10日で5480円(往復の送料は無料/北海道と沖縄は除く)で、10月25日午前11時にスタート予定となっている。
従来と同様、そのまま購入して利用する場合はレンタル費用を差し引いた価格となる他、「HHKB シリーズ2台同時レンタルで20%OFF」キャンペーンも展開される。詳細はこちらのページを参照してほしい。
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