BTO PCによりリアルなイメージを――サードウェーブが「GALLERIA」の3D組み立てシミュレーターを開発 2024年1月からドスパラの一部店舗で展開将来的には自宅でも利用可能に(2/2 ページ)

» 2023年12月26日 17時00分 公開
[迎悟ITmedia]
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構成の変化を“目で”確認できる

 ここからは、GALLERIA CUSTOMIZE SIMULATORのデモ画面を見ながら、従来のBTOシミュレーターとの違いを紹介していこう。

 今回の体験会では、エントリークラスの「GALLERIA RM5C-R46」(税込み16万2800円から)と、ハイエンドの「GALLERIA XA7C-R46T」(税込み25万7160円から)のカスタマイズを体験することができた。

 まず、トップ画面でどちらの機種をカスタマイズするのか選ぶと、標準(=カスタマイズなし)構成の3Dモデルとパフォーマンスチャート、仕様表が出てくる。

 この画面で画面左上にある「サイドパネル切り替え表示」をクリックすると、本体左側面のパネルを着脱できる。パネルをした状態、外した状態での各種パーツの“見え方”をチェック可能だ。

 その下にある「エアフロー切り替え表示」をクリックすると、その名の通り現在の構成における空気の流れを確認できる。カスタマイズでファンを増設/変更すると、しっかりと流れが変わることが知覚的に確認可能だ。

 本体をマウスでドラッグすると、現在の構成における背面や上部/底面の様子も見られる。ただし、ボディーを完全に“ひっくり返す”ことはできない。

GALLERIA XA7C-R46T GALLERIA XA7C-R46Tのカスタマイズ前。本体をドラッグすると背面の様子などを確認できる

 本体の構成を変更したい場合は、概要画面の「構成変更」をクリックすればよい。

 構成(BTO)オプション自体は、通常のWebサイトと変わりない。しかし、このシミュレーターでは選択するパーツによる外観の変化も確かめられる。ゲーミングPCの人気機能であるイルミネーションについても、その場で発光パターンを確認できるようになっている。

 ケースだけでなく、内部に搭載したクーラーなど、ライトを有するパーツを選択している場合はそのパーツも発光するため、実際に自分の手元に届くGALLERIAがどのように光るのかを事前に確かめることが可能だ。

光ってる カスタマイズ画面では、カスタマイズ後の“様子”をリアルタイムにチェックできる。今回のデモンストレーションでは、新しいケースのRGBライティングを先行体験することができた
パーツ 構成を変更したパーツは、リアルタイムに差し替えられる。面白いのがグリスを変更した時で、CPUクーラーをいったんどかしてグリスの“注入”が行われる

 「分かりやすく」という点で見逃せないのは、シミュレーター画面右下に表示されるグラフだ。このグラフは「プロセッサ(CPU)性能」「描画(GPU)性能」「RAM(メモリ)容量」「ストレージ容量」「冷却性能」を五角形で示すようになっており、性能バランス的に何が足りないのか(あるいは過剰なのか)を視覚的に確認できるようになっている。

 また、先述の通りケース内のエアフローをシミュレーションする機能も用意されている。GALLERIAのボディーは、モデルによってはクーラーの変更/増設に対応している。クーラーを変えたり変更したりした場合に、風の流れがどのように変わるのかをしっかりと確かめられる。

エアフロー ファンのエアフローを確認できる。このモデルのケース前方にトップファンを追加すると……
エアフロー エアフローがしっかりと変わることが分かる

 BTOで追加/変更したパーツがどこに組み込まれるのかを視覚的に確認することができるので、将来的にパーツの交換/増設などを行いたいと考えている場合にも、どこにパーツがあるのか(収まるのか)を確認できる。

 加えて、パーツによっては個別の解説も用意されている。BTOで迷いがちな「このパーツはなんだんろう?」といった疑問も、シミュレーター内で解決できるのだ。

パーツ解説 パーツによってはスペックや特徴の解説が用意されている。BTOオプションの選択する際に、とても参考になる

 構成を終えたら「印刷」ボタンをクリックすることで構成一覧をプリントできて、それを店員に見せれば、同じ構成のGALLERIAを注文可能だ。

BTO PCのカスタマイズに“革命”

 今回の体験会では2モデルのシミュレーションのみだったが、対象モデルや選べるBTOオプション(パーツ)は今後も拡充していく予定だという。GALLERIA以外のサードウェーブ製BTO PC(raytrek、THIRDWAVEなど)にも対応するように取り組みたいともしている。

 ……と、筆者が個人的に気になったのが「ケースやパーツの3Dモデルをどうやって用意したのか?」という点だった。室谷部長に聞いてみたところ、神奈川県綾瀬市にある同社の「生産物流統括本部」の協力を得て、1つ1つモデリングしたのだという。思った以上に手間が掛かっているようだ。

 筆者の自作PC歴も気付けば20年を超えた。今でこそパーツ選びは自作でもBTOでも困ることはほとんどない。しかし、友人のPC購入の相談に応じる際に選んだパーツや構成について「それはどんなパーツなの?」とか「なぜそれを選んだの?」と聞かれると、説明に困ることもある。また、組み上がったPCの“見た目”に満足してないんだろうな、と感じてしまうことも珍しくない。

 その点、GALLERIA CUSTOMIZE SIMULATORを使えば、購入前のパーツ選びから見た目や性能まで、視覚的に分かりやすく、PCに関する知識のない人が、頭に思い描いたニーズと予算の中で「どんなPCが手に入るのか」を事前に確認できる。本格稼働すれば、BTO PC選びに革命を起こすかもしれない。

 冒頭で触れた通り、本シミュレーターは当初、ドスパラの一部店舗でのみ利用できる。Webでの一般公開が待ち遠しい。

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