サードウェーブは12月26日、同社のBTO対応ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」の購入時にカスタマイズによる本体や性能の変化をグラフィカルに確認できるWebアプリ「GALLERIA CUSTOMIZE SIMULATOR」を開発したこと発表した。同社が展開するPCショップ「ドスパラ」の一部店舗で2024年1月下旬から展開される予定で、将来的にはドスパラのBTOサイトでも利用できるようにする方針だ。
提供開始に先立ち、同社は報道関係者向けに本シミュレーターの体験会を開催した。この記事では、その模様をお伝えする。
PC、とりわけ自作PCに明るい人ならば、自身でBTOの構成を変更した際に「どのように性能が変わっていくか」は想像しやすい。一方で、PCに詳しくない人にとって、パーツの選択肢を見るだけでは、“本当に必要な”構成のPCとすることは難しい。
特に最近は、eスポーツへの参加や動画配信のハードルも下がり、専用のゲーム機ではなくゲーミングPCを購入する人も増えている。PCに詳しい人が周囲にいれば、構成について相談はたやすい。また、近くにドスパラのようなPC専門店があれば、店員に相談しながら購入できる。しかし、全てのユーザーがそのような“恵まれた”環境にあるとは限らない。
購入前に「より分かりやすいBTOシミュレーション」を行えれば、より安心かつ満足度の高い購入体験が得られるはず――サードウェーブがGALLERIA CUSTOMIZE SIMULATORを開発した狙いはそこにある。具体的な想定利用者は「ゲーミングPCの購入は決めているが、間違いない選択をしたい人」や、「まとめサイトやメーカーサイトなどを見て比較検討をしている、初めてPCを買う人(あるいは初めてPCの買い増しを行う人)」だという。
シミュレーターの開発を主導したサードウェーブ XR部の室谷将之部長は、「(ゲーミングPC選びを)楽しみながら自分に最適な、ベストなコストパフォーマンスを満たしたゲーミングPC選びを提供したい」と語る。
では、実際のシミュレーターはどんな感じなのか、体験を交えて紹介していく。
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