Lenovoは1月8日(米国太平洋時間)、Windows 11とAndroidを同時に使える柔軟性を持つ2in1 PCや、カラーE Ink(電子ペーパー)で天板のデザインを変えられる試作機などをCES 2024にあわせて披露した。
「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid」は、キーボードを搭載した本体の「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Station」と、タブレットとして単体で使える「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Tab」の2つで構成された製品だ。米国では第2四半期に発売予定で、価格は1999ドルから。
2つを組み合わせることで、1台の14型OLEDディスプレイを搭載したノートPCとして使える。OSはWindows 11とAndroidを切り替え可能だ。CPUはインテル Core Ultra 7 プロセッサを搭載し、メモリは32GB(LPDDR5x)、ストレージは1TBを搭載している。重さは約1.76kgだ。
ディスプレイ側のThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Tabを取り外せば、一般的なAndroidタブレットのように使える。単体利用時に使う搭載CPUはSnapdragon 8+ Gen 1で、メモリは12GB、ストレージは256GBとなっている。重さは約785gだ(キーボード側の本体単体の重さは約970g)。オプションの「Lenovo Tab Pen Plus」によるペン入力にも対応している。
さらに、ディスプレイを取り外してもキーボード側のThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Stationが外付けディスプレイに接続されていれば、そのままPCとして使い続けられる。自宅やオフィスのデスクなどでWindows 11のPCとして利用している最中に、作業を止めることなくAndroidタブレットとして使い始められるのがユニークな点だ。
「ThinkBook 13x Gen 4 SPE」は、表示パターンをカスタマイズできるカラーE Inkを天板に搭載したノートPCの概念実証モデルだ。1000通りのデザインパターンから表示内容を選択し、ユーザーが個性をアピールできるという。現時点で発売予定はない。
電源が切れている間も表示される色やパターンは変化するが、ノートPCとしてのバッテリー寿命に影響を与えないとしている。製品化は未定だ。
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