WindowsとAndroidを同時に使える2in1、カラーE Ink天板、充電不要“キーマウ”など──LenovoがCES 2024で発表した気になる新製品たちCES 2024(1/2 ページ)

» 2024年01月09日 14時07分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 Lenovoは1月8日(米国太平洋時間)、Windows 11とAndroidを同時に使える柔軟性を持つ2in1 PCや、カラーE Ink(電子ペーパー)で天板のデザインを変えられる試作機などをCES 2024にあわせて披露した。

photo 新しいスタイルを提案する2in1 PC「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid」

OSを切り替えられる「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid」

 「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid」は、キーボードを搭載した本体の「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Station」と、タブレットとして単体で使える「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Tab」の2つで構成された製品だ。米国では第2四半期に発売予定で、価格は1999ドルから。

photo ディスプレイとキーボード側が分離する

 2つを組み合わせることで、1台の14型OLEDディスプレイを搭載したノートPCとして使える。OSはWindows 11とAndroidを切り替え可能だ。CPUはインテル Core Ultra 7 プロセッサを搭載し、メモリは32GB(LPDDR5x)、ストレージは1TBを搭載している。重さは約1.76kgだ。

photo 通常のノートPCとして違和感なく利用できる
photo 天板側のデザイン。デュアルカメラを搭載している

 ディスプレイ側のThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Tabを取り外せば、一般的なAndroidタブレットのように使える。単体利用時に使う搭載CPUはSnapdragon 8+ Gen 1で、メモリは12GB、ストレージは256GBとなっている。重さは約785gだ(キーボード側の本体単体の重さは約970g)。オプションの「Lenovo Tab Pen Plus」によるペン入力にも対応している。

photo ディスプレイ側を取り外せばAndroidタブレットとして利用できる

 さらに、ディスプレイを取り外してもキーボード側のThinkBook Plus Gen 5 Hybrid Stationが外付けディスプレイに接続されていれば、そのままPCとして使い続けられる。自宅やオフィスのデスクなどでWindows 11のPCとして利用している最中に、作業を止めることなくAndroidタブレットとして使い始められるのがユニークな点だ。

天板にカラーE-linkを搭載する「ThinkBook 13x Gen 4 SPE」

 「ThinkBook 13x Gen 4 SPE」は、表示パターンをカスタマイズできるカラーE Inkを天板に搭載したノートPCの概念実証モデルだ。1000通りのデザインパターンから表示内容を選択し、ユーザーが個性をアピールできるという。現時点で発売予定はない。

 電源が切れている間も表示される色やパターンは変化するが、ノートPCとしてのバッテリー寿命に影響を与えないとしている。製品化は未定だ。

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