うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、3月3日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Epic Gamesは3月6日(現地時間)、同社のEpic Games Wednesday AB開発者アカウントをAppleが停止したと明らかにした。これにより、欧州向けに準備していたiOS用のEpic Gamesストアの開発ができなくなったとしている。
欧州では、2023年にデジタル市場法(DMA)が成立、2024年3月7日に発効した。DMAは大手IT企業による反競争的慣行を取り締まり、公正な競争を行うことを目的としたものだ。この一環として、Appleには欧州でiPhone上での代替アプリストアを許可するよう命じられていた。
これを受けて、Epic GamesはiOSでEpic Gamesストアとフォートナイトを提供する予定で、2月17日にAppleの開発者アカウントが承認されたと報告していた。Epic Gamesは「Appleは、Epicが自分たちのエコシステムに対する脅威であると主張しているが、これは我々のアカウントを終了させるための全く不当な口実だ」とし、「Appleの不公正で違法な行為に対して発言したEpicに対する報復だ」と非難している。
Microsoftは2月29日(現地時間)、Microsoft Edgeに搭載されている最新のAI機能についての説明を公式ブログで公開した。
MicrosoftのAI機能としては「Copilot」があるが、先月からは、Edgeでのみ利用できる機能が追加されているとのことだ。
・動画の内容を質問できるビデオハイライト :動画の内容をタイムスタンプ付きで箇条書きし、見たい部分にすぐにアクセスできる。動画の内容について質問することも可能だ
・スクリーンショット:Copilotの入力欄にスクリーンショットボタンが追加され、Edgeの好きな部分をキャプチャ可能に。キャプチャした画像は、そのままCopilotの入力としても利用でき、「この植物の名前は?」といった質問もできる
この他、EdgeにはCopilot以外のAI機能も用意されている。2023年9月にはAIによるタブの自動グループ化をリリースした。ショッピング支援機能では、クーポンや価格比較、価格変動、キャッシュバックの有無、レビューなどをユーザーに提供する。購入時にはウォレットに登録されたクレジットカードやパスワードなどを利用可能だ。
読み上げ機能にもAIが活用されている。本来は視覚に障害を持つユーザー向けのアクセシビリティー機能だが、健常者でも庭で作業中に関連する手順の記事を読み上げさせるなどの使い方ができるとしている。
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