AYANEOブランドは(創設者が)ゲームが好きで、真のゲーマーが求めるデバイスを作りたいという思いから生まれた。今回の発表会で示された「Real」というロゴも、“真のゲーマー”を意味しているという。
今でこそ、ValveのSteam DeckやASUSのROG Ally、レノボ・ジャパンのLegion Goなど、Windowsを搭載したポータブルゲーミングPCが花盛りだが、AYANEOは自社がムーブメントを作ったと自負しているという。
例えば、当時はWindowsを搭載したハンドヘルドタイプのポータブルゲーミングPCの操作に適したゲーム管理アプリケーションが無かったので、ハードウェアと同時進行でソフトウェア「AYASpace」も開発した。「お金も人も時間もかかった」とチャンCEOは振り返る。現在でも、ソフトウェアの改善を続けており、常時10人が開発に携わっているという。
国内で販売代理店を務める天空の山田社長も「先週までAYASpaceになかったはずの機能が搭載されていて驚いた」と話すように、バージョンアップは頻繁に行われているようだ。
チャンCEOは「最高の体験ができるデバイスをスピーディーに消費者に届けられるよう、米AMDや米Qualcommと協力関係を築いている」と強調する。AYANEO Pocket Sの発表を祝う米Qualcommのミトゥン・チャンドラセカール氏(シニアディレクター)からのビデオメッセージも会場で紹介された。
チャンCEOがこのタイミングで来日したのは、昔から日本が好きだったという理由に加え、日本市場を重視しているからだと説明する。AYANEOが販売するデバイスの売り上げは、中国国内が34%、その他が66%を占める。日本は米国に次いで2番目に大きな市場であり、全体の15%を占めているという。
「この3年で10製品以上をリリースしてきたが、これからもAndroidデバイスや、最新のAMD製Armチップを搭載したWindowsマシンを積極的にリリースしていきたい」(チャンCEO)
天空がAYANEO製Androidゲーミングデバイス「AYANEO Pocket S」国内正規版の取り扱いを発表
撮影した写真がAIで“PS2風”のゲーム画像に 話題のゲームフィルターが使える「Remini」の使い方を解説する
人気ゲーム「原神」が快適に動くスマホはどれ? 選んではいけない機種とオススメ4機種
モバイルゲーム機「Razer Edge 5G」はAndroid搭載 これはRazer Phoneの後継機?
Razerがポータブルゲーム機「Razer Edge」を2023年初旬に米国で発売 Snapdragon G3x Gen 1搭載で399.99ドルからCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.