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Xeon 6にLunar Lake 全方位で競合をリードする、信用のブランドがIntelだ――基調講演でパット・ゲルシンガーCEOが語ったことCOMPUTEX TAIPEI 2024(4/4 ページ)

» 2024年06月05日 17時00分 公開
[西川善司ITmedia]
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クライアントPC向けCPUもAI推し

 基調講演の終盤は、クライアントPC向けCPUの話題が取り上げられた。

 Intelは2023年末、クライアントPC向けCPUのメインブランド「Coreプロセッサ」のリブランドを実施し、長年付いていた「i」を取ると共に、上位モデル向けの新ブランドとして「Core Ultraプロセッサ」を立ち上げた。

 Core Ultraプロセッサは名前が変わっただけでなく、AI時代の突入に合わせて推論アクセラレータ(NPU:Nueral Processing Unit)「Intel AI Engine」を新たに搭載した。その初代製品が、現行の「Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)」(開発コード名:Meteor Lake)だ。

 このタイミングから、Intelは「Core Ultraは『AI PC』を実現するためのものである」というメッセージを訴え始めたのだ。

Core Ultraプロセッサ Intelによると、Core Ultraプロセッサの採用製品の出荷台数は4000万台になる見込みだという

 そして今回、このCore Ultraプロセッサシリーズに新たな製品バリエーションが追加されることが発表された。「Lunar Lake」という開発コード名で開発が進められてきたCPUだ。

 Lunar Lakeは、標準消費電力が15Wクラスで、低消費電力タイプのノートPC向けCPUと位置付けらている。CPUアーキテクチャもMeteor Lakeから刷新され、特にPコアはハイパースレッディング機構が廃止されることとなった。NPUは演算能力を約3倍に増強し、内蔵GPUも「Battlemage」(開発コード名)の設計思想を反映した「Xe2アーキテクチャ」となった。

チップを掲げるゲルシンガーCEO Lunar Lakeのチップを掲げるゲルシンガーCEO
Lunar Lakeの特徴 Lunar Lakeの特徴

 現行のCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)とLunar Lakeは、共にモバイル(ノートPC)向けのCPUだ。一方で、デスクトップ向けのCPU「Coreプロセッサ(第14世代)」は、第12世代Coreプロセッサで採用された設計の延長線上にあり、3年間に渡って大きなアーキテクチャ変更はなされていない。

 そのことを意識してか、ゲルシンガーCEOは「これまでのAI PCはノートPC向けのものとして訴求されてきたが、2024年下期からは、デスクトップPCにも波及させる」と宣言した。これは、2024年後半に発表される予定の「Arrow Lake」(開発コード名)のことを指すと思われるが、この基調講演ではその具体像は明らかとならなかった。

 その代わりなのかは分からないが、Arrows Lakeの次に控えるCPU「Panther Lake」が最新プロセスノード「Intel 18A」で製造されることが明らかにされた。

ウエハ Intel 18Aのウエハを掲げるゲルシンガーCEO

 サーバ向けCPU「Xeon 6プロセッサ」、AIアクセラレーター「Gaudi 3」、そしてクライアントPC向けCPU「Lunar Lake」――今回も怒濤(どとう)のペースで新製品を投入してきたIntel。かつて不調だった頃のIntelの印象は薄まってきているだろうか。

 AI PCしかり、Intelが掲げるAI Everywhereしかり、激しい争いが続く中でどこが覇権を握るのか、しばらくは目が離せそうにない。

まとめ 「世界規模」「オープンスタンダード」「先進プロセスとパッケージング技術」「信用のブランド」――これがIntelだ、と訴えるゲルシンガーCEO
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