「PowerColor」グラボはどのような環境で生まれる? 台湾TULの工場を見学してみたCOMPUTEX TAIPEI 2024(2/4 ページ)

» 2024年06月07日 12時45分 公開
[モリケンITmedia]

修理対応をする「カスタマーサービス」 GPUチップの交換も

 3階には、故障/不具合のあった製品を点検/修理する「カスタマーサービス」と、グラフィックスカードの生産ラインがあります。まず見学させてもらったのは、カスタマーサービスです。

カスタマーサービス カスタマーサービスへの入り口

 カスタマーサービスに届いた故障/不具合品は、まず管理システムに登録されます。その後、ユーザーから申告のあった事象が本当に起こるのかテストを行い、事象が再現できた場合は故障箇所の特定に移ります。故障箇所が特定できたら、その部位の部品を交換し、再度テストを行って問題なければユーザーのもとに返送するという流れを取るそうです。

 グラフィックスカードでよく起こる不具合として、GPUチップやメモリチップの接続不良(いわゆる「ハンダ抜け」や「ハンダ欠け」)が挙げられます。そのこともあってか、ユーザーからは「修理時に高温環境でテストしてほしい」というリクエストも寄せられることもあるということです。そのような声に応えるべく、カスタマーサービスのテストコーナーではあえて高温環境でテストを行える体制も整えています。

フローの説明 故障/不具合のあった製品に対する対処プロセスの説明を受けました
検査室 ここはユーザーから送られてきた故障/不具合品を検査する部屋。ここで申告のあった事象が再現されるかどうかチェックを行います
修理室 故障が確認された製品は、修理室で故障箇所の特定と修理を行います。ここには修理が完了した製品の保管コーナーも設けられています
燃焼室 高温環境でのテストを行える部屋。訪問時は温度が41度に設定されていました

 見学時には、ちょうどGPUチップの交換作業が行われていました。作業員によると、チップの交換はおおむね40分あれば完了するといいます。早く感じるかどうかは皆さん次第でしょうが、編集担当者は「意外と時間かからないんだな」と感じたそうです。

チップ交換中 GPUチップの交換作業を行う作業員
交換作業完了 GPUチップが交換された後のグラフィックスカード

 次は、同じフロアにある、グラフィックスカードの生産ラインを見ていきます。

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2024年07月24日 更新
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