マウスコンピューターといえば、18年間という長期にわたり社長を務めてきた小松永門氏がその座を退き、6月20日付けで新社長に就任した軣秀樹(とどろき ひでき)氏が就任した。
今回の親子パソコン組み立て教室にも参加した軣社長は、これからのマウスコンピューターについて「日本国内で開発、生産が行われている強みを今後も大事にしていきたい」と取材陣に話す。
「製品の品質を高めていくのはもちろんのこと、多くの方が日本国内のお客さまなので、ユーザーが(PCに)何を求めているのかをしっかり取り入れて開発できます。さまざまな要望に応えられると期待しています」(軣社長)
軣社長は開発や品質管理の部門で長年勤めてきた経歴の持ち主でもある。マウスコンピューターは製品力をより高めることが今後の課題になるという。
「小さな会社なので“イノベーションを起こす”と言ったら言い過ぎかもしれませんが、新技術を取り入れていきたいですね。SNSでいただいた声を製品に反映した例のように、お客さまの声を聞いて積極的に製品へ取り入れていきます」(軣社長)
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最後に、午後の部に参加した親子に話を聞くことができた。
―― 実際に組み立ててみてどうでしたか?
お父さん 楽しかったね。
男の子 めっっっちゃ楽しかった!!!
―― 難しいところはありましたか?
男の子 狭いところに手を入れて、ケーブルを取り付けるのが大変でした。
―― 「親子パソコン組み立て教室」に参加したきっかけを教えてください
お父さん 子供が学校で配られた(親子パソコン組み立て教室の)チラシを持ってきて猛アピールしてきたんです。
男の子 僕はPCを持っているけど、PCを持っていない兄とPCゲームで一緒に遊びたいと思って参加しました。
お父さん 単純にPC組み立てに興味もあったんだよね。
男の子 めっちゃ興味があった!
もともとPCに興味があったということもあり、今回のイベントはPCの組み立て方を深く知る、またとない絶好の機会となったようだ。この男の子が今回組み立てたPCを兄にあげるのか、自分で使うのか気になるところだが、この取り組みが、将来のPC業界が盛り上がる礎(いしずえ)となるよう今後も期待したい。
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