スマートリング「Amazfit Helio Ring」が今秋登場 “求めやすい価格”で健康維持を促進!今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(2/4 ページ)

» 2024年07月31日 11時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

スマートウォッチではなくリングならではのメリット

 また、手首以上に血管との距離が近いこともあり、スマートウォッチよりもリングタイプのデバイスの方が正確なデータを取得できるという。心拍数/ストレス/血中酸素レベルを正確に、しかも約4日間充電不要なので、まさに24時間モニタリングし続けられる。

 これは睡眠のモニタリングにも便利だろう。スマートバンド程度のサイズであれば、24時間装着していてもじゃまになるようなことはほとんどないが、アスリートが使うようなAmazfitのゴツいスマートウォッチでは、就寝時までつけていたくない、という場合がある。薗部氏自身、「寝るときは外したい」とコメントしていた。

 しかし、指輪タイプであれば、違和感なくつけっぱなしにできるだろう。例えば、出先ではウォッチを、帰宅してすぐにリングに付け替える、という使い方もできる。もちろん、両方とも装着したままなら、より精度の高いモニタリングデータを得られる。

 24時間装着し続けられることは、“回復に真剣に取り組むことでパフォーマンスを向上させる”というHelio Ringの目的にも合致する。軽い睡眠、深い睡眠といった睡眠ステージやREM睡眠、睡眠中の呼吸、心拍数などをモニタリングすることで、どの程度回復して次のアクションに備えられるか(レディネス)のスコアを得られるからだ。

回復に関する概要 Zeppアプリがサポートする“回復”の概要
ドリームビガー より良い回復のためには高い睡眠の質を保つ必要がある。とはいえ、眠っているときのことは自分では分からないので、Helio Ringなどでモニタリングする必要がある

 Zeppアプリ内で表示されるレディネススコアでは、体が“充電”されているか、気をつけるべき点は何かなど数値だけでなくアドバイスも表示する。昼間の活動データ、夜の睡眠データの分析により、最高のパフォーマンスを発揮するのを助けるのだ。

レディネススコア レディネススコアについての説明。日中の活動量と夜間の休息、その両方をモニタリングして初めてどれだけ回復できているか把握できる
レディネスインサイト Zeppアプリは、レディネス状態について分かるように説明してくれる

リングのはめ心地はどうだ?

 発表会場には、Helio Ringの実機が展示されていた。Helio Ringは8号/10号/12号の3サイズ展開で、カラーは一色のみだ。サイズやカラーを限定したことについて薗部氏は、「バリエーションが増えると当社だけでなく、販売店でも在庫が増えてしまう。そうするとコストがかさんで、価格に転嫁せざるを得なくなってしまう。手に取りやすい価格を実現するために、まずは3サイズ/1色で展開していく」とのことだ。

3サイズ 左から8号/10号/12号のHelio Ring

 リングの内側に、さまざまなセンサーが見える。このサイズによく詰め込んだという印象だ。

センサー Helio Ringの内側。センサーによっては少し突き出ているものもある

 センサーやバッテリーを内蔵していることからリングの厚みが気になったが、はめてみたところ指によくなじんだ。センサーが正しく反応するように取り付けるにはリング外側にある「|」を手のひら側に向ける。

Helio Ringを装着 Helio Ringを装着した。タッチ決済対応のものも含め、指輪状のガジェットを身につけるのが初めてだったため、違和感があるのではないかと危惧していたが、そのようなことはなかった
縦線のある方が下になるので、縦線のある方を手のひら側にして装着する。縦線が見つからない場合は、センサーが指の腹に密着するように取り付けると覚えておけば良さそうだ

 リングの充電は、専用スタンドで行う。スタンドはGPSを内蔵しておらず音の鳴る機能もないので、紛失しないように気をつけたい。

充電スタンド 充電は専用スタンドで行う

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