「中国に本社があり、アジアパシフィックとして一括りにされている日本だが、そのマーケットは独特だ」という薗部氏。それに対応すべく、2024年下期では日本法人の立ち上げ、インフルエンサーなどを起用したブランド・マーケティングの開始などを行っていくという。
国内独自の課題としては「高齢化と健康寿命の乖離(かいり)」を挙げた。平均寿命と健康寿命の間に10年ほどの差があるという。「1日の歩行時間や1週間の運動時間と健康との間には密接なつながりがある。また、健康のために気をつけられることとして、食事だけでなく睡眠や運動習慣を挙げている人も多い。AmazfitのスマートウォッチやHelio Ringはそのサポートができる」と語った。
スマートウォッチが健康をサポートするとはいえ、利用ユーザーは10%程度にとどまっている。「市場を拡大するには、手に取りやすい価格にすることが重要」と薗部氏。そこで、主力5製品の価格を下げる戦術を取ることにした。
8月1日から値下げするモデルと新価格は下記の通りだ。
| モデル名 | 旧価格 | 新価格 |
|---|---|---|
| Balance | 3万9900円 | 3万4900円 |
| Cheetah Pro | 4万4900円 | 2万9900円 |
| Cheetah | 3万9900円 | 2万4900円 |
| T-Rex Ultra | 5万9900円 | 4万9900円 |
| Active Edge | 1万9900円 | 1万7900円 |
もっと安価なスマートウォッチやスマートバンドが他社から販売されていること、スマートリングが展開されていることについて薗部氏は「まずは使ってもらうことが重要だと考えている。スマートウォッチやスマートリングのある生活を経験してもらい、もっとこういった機能が欲しいなど、再検討する際に選択肢に入れてもらえたらうれしい」と語っていた。
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