ユニットコムの「LEVEL-16FH130-U7-UHX」は、Core Ultra 7 268Vを搭載するiiyama(イイヤマ)ブランドの16型ノートPCだ。外観を見る限り、先に紹介したTHIRDWAVE DX-L7LAと同じハードウェアをベースにしているものと思われる。
MSIの「Prestige 13 AI+ Evo A2」は、同社のプレミアムブランド「Prestige(プレステージ)」から発売される13.3型モバイルノートPCだ。
今回展示されていたのは、Core Ultra 7 268Vを搭載する構成で、Evo Editionの認証を取得している。
ASUS JAPANの「ASUS Zenbook S 14(UX5406)」は、同社のプレミアムノートPCブランド「Zenbook(ゼンブック)」から登場する14型モバイルノートPCだ。
今回展示されていたのは、Core Ultra 200Vシリーズの最上位モデル「Core Ultra 9 288V」(Pコア4基/最大5.1GHz+Eコア4基/最大3.7GHz)を搭載する構成で、Evo Edition認証を取得していたが、展示機の中で唯一「参考出展」とされた。
日本エイサーの「Acer Swift 14 AI(SF14-51)」は、同社の小型/軽量ノートPCブランド「Swift(スイフト)」から登場する14型モバイルノートPCだ。同社はSnapdragon X Plus/Elite搭載の同名モデルをリリース済みだが、モデル名で区別が付くようになっている(Snapdragon構成は「SF14-11」「SF14-11T」となる)。
今回展示されていたのは「Core Ultra 7 258V」(Pコア4基/最大4.8GHz+Eコア4基/最大3.7GHz)を搭載する構成で、Evo Editionの認証を取得している。
Copilot+ PC(新しいAI PC)の要件を満たすノートPCという観点で、競合のQualcommやAMDに遅れを取っていたIntelだが、今回リリースしたCore Ultra 200Vシリーズによって“同じ土俵”に上がることができるようになる。ただし、同シリーズやAMDの「Ryzen AI 300シリーズ」のCopilot+ PC化は11月以降となる見通しだ。
今回披露されたノートPCの中には、Snapdragon X Plus/Eliteを搭載するモデルを“同じ”ボディーを採用するモデルもある。IntelとAMDの違いならさておき、Intel(x86)とQualcomm(Arm)となると、CPUアーキテクチャ自体が異なり、動かないアプリが出てくる可能性も否定できない。
もしもPCショップや家電量販店で両モデルが一緒に並べて販売されたら、消費者は混乱しないだろうか――そんな不安がよぎった筆者であった。PCメーカーがどのように“売り分けて”いくのか、注目したい。
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