うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月1日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
トレンドマイクロは9月2日、Windows PC向けディープフェイク検出ツール「トレンドマイクロ ディープフェイクスキャン」(β版)を公開した。最大20回まで無償で利用できる。
トレンドマイクロがビデオ通話におけるディープフェイク検出ツールを公開した
AI技術の進歩に伴い、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺などでディープフェイク(偽の合成映像)を使ったビデオ通話が増えているという。トレンドマイクロ ディープフェイクスキャンは、こうしたビデオ通話におけるディープフェイクを検出するものだ。
Microsoft Teams、Zoom、LINEなど、さまざまなPC向けビデオ通話アプリケーションに対応しており、ビデオ通話中にツールを起動させると、リアルタイムで映像のスキャンを行う。ディープフェイクによるフェイススワップ(顔の偽装)の可能性がある場合は、利用者に警告メッセージを表示して注意を促す。正式提供は未定だ。
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トレンドマイクロ ディープフェイクスキャン
Bluetooth Special Interest Group(SIG)は9月3日(米国時間)、Bluetoothコア仕様の新版となる「バージョン6.0」をリリースした。
Bluetooth SIGは、最新仕様のBluetooth 6.0を公開した
Bluetoothはバージョンが上がるごとに安定性や機能改善が行われている。Bluetooth 6.0の新機能や既存機能の強化は以下の通りだ。
Bluetooth Channel Sounding :Bluetoothデバイス間の距離を正確に測定できるようになり、紛失時にその場所を探すFind Myソリューションの改善や、指定された範囲内にいるユーザーのみがドアのロックを解除したりできるようになる
Decision-Based Advertising Filtering :Bluetooth LEの拡張アドバタイジング機能により、スキャンデバイスはプライマリーのアドバタイジングチャネルで受信したパケットの内容を使用して、セカンダリーチャネルで関連パケットをスキャンするかどうかを決定できるようになる。これにより、アプリケーションに関連しないPDU(Protocol Data Unit)が含まれている可能性のあるパケットをセカンダリーチャネルでスキャンする時間が短縮され、スキャンの効率が向上する
Monitoring Advertisers :オブザーバーデバイスのホストコンポーネントは、Bluetooth LEコントローラーに重複するアドバタイザーパケットをフィルターするように指示できる。これにより、ホストの効率は向上するが、オブザーバーデバイスが接続を試みるべき状態になったとき、まだデバイスが範囲内にあるかどうかをホストが知ることができない欠点がある。新しいアドバタイザー監視機能では、ホストコントローラーインタフェース(HCI)イベントを使用し、対象デバイスが範囲内に入ったり範囲外になったりするたびにホストに通知する
ISOAL Enhancement :Isochronous Adaptation Layer(ISOAL)は大きなデータフレームをより小さなリンクレイヤーパケットで送信でき、受信側でデータを正しく処理するために必要な関連タイミング情報を再構成できるようする。ただし、フレーム化されたPDUを生成する場合、遅延が増加する問題がある。Bluetooth 6.0では、この遅延を削減する新しいフレーミングモードを定義することで、ISOALを改善し、信頼性も向上する
LL Extended Feature Set :デバイスはそれぞれがサポートするリンク層機能に関する情報を交換できるようになり、Bluetooth LEの高度化と多用途化に伴い必要となった。また、より多くの機能をサポートするように強化された
Frame Space Update :これまでのバージョンでは、接続イベントやせず臆されたアイソクロナスストリーム(CIS)で使用されるフレーム間隔は150μsで固定だったが、Bluetooth 6.0ではネゴシエート可能になった
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