英Reutersは9月4日(現地時間)、Intelの半導体製造受託事業「Intel Foundry」で製造されたシリコンウエハーが、Broadcomのテストをクリアできなかったと報じた。
Intel Foundryは、2024年2月に立ち上げられたファウンドリー事業のこと。Reuters内部の情報筋によると、BroadcomはシリコンウエハーをIntelの最新製造プロセスである「Intel 18A」で製造しており、それをBroadcom社内でテストしたところ、大量生産に移行するにはまだ現実的ではないという結論に達したとのことだ。
Reutersに対してIntelは、「Intel 18Aは電源が投入され、健全で歩留まりも良好。2025年の量産開始に向けて順調に進んでいる」とコメント。Braodcomは「Intel Foundryの製品とサービス提供を評価中であり、その評価はまだ完了していない」と述べている。
米Microsoftは8月29日(現地時間)、機械学習用APIのDirectMLがSnapdragon X Eliteを搭載したCopilot+ PCをサポートすると発表した。
Windows Copilot Runtimeの基盤コンポーネントであるDirectMLを使用することで、開発者はWindows全体でAIを拡張できるとしている。
DirectMLとWebNN Developer Previewを利用することで、NPUのリソースも活用できるようになる。WebNNは、ブラウザで機械学習モデルを実行する新しいWeb標準仕様のこと。DirectMLなどのハードウェアアクセラレーションAPIとのインタフェース方法を定義し、WebサイトがユーザーPCのGPUまたはNPUを活用してAIをローカルで実行できるようにする。
DirectML対応デバイスでWebNNを使用するには、以下の環境が必要になる。
「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」は驚きの内蔵GPU性能に メモリ帯域が当初発表から“倍増”
インテルが「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」搭載ノートPCを国内初披露 どんなモデルがある?
レノボの14.5型Copilot+ PC「Yoga Slim 7x Gen 9」を試す 静音/長時間駆動にワンランク上のビジュアルとサウンドが魅力!
Qualcommが「Snapdragon X Plus 8-core」を発表 お手頃価格のCopilot+ PC登場に期待
x86版「Copilot+ PC」は11月に登場 IntelとAMDの新プロセッサで 新PCもチラ見せCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.