業務で16GBのメモリを搭載したノートPCと、32GBのメモリを搭載したデスクトップPCの計2台を利用している筆者の体験をもとに、ビジネスPCに搭載したいメモリ容量について考えてみよう。
普段、チャットツールやビデオ会議を行いながら、SaaSツールを使ったドキュメントの作成の一般的な業務の他に、リモートデスクトップやVisual Studio Code、PowerShellを使って大規模なIdP(Identity Provider:クラウドサービスなどを利用するユーザーの認証情報管理システム)を管理している。
チャットツールやビデオ会議、SaaSツールを使ったドキュメント作成業務においては、16GBのメモリを搭載したノートPCでも特に動作が重たくなることもなく、快適に業務を行える。
ちなみに、Microsoftが提唱するCopilot+ PC(AI PC)に関しても、要件として16GB以上のメモリ搭載が定められている。
→・Microsoftが「新しいAI PC」の要件を発表 40TOPS以上のNPU搭載が“必須”に
ただ、Visual Studio Codeでスクリプトを書きながら、内蔵するターミナルでIdPの管理や、ログ解析などを行うと、メモリ16GBのノートPCでは、少し厳しい場面に遭遇する。
とはいえ、何もできないくらい負荷が高まる、というわけでもないため、ビジネスPCには、最低限16GBのメモリを搭載することを強くオススメしたい。
IT略語:今更聞けない、CPUの意味?
私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ? ポイントを連載で解説
「Copilot+ PC」って何だ!? 「AI PC」は早くも第2世代へ
外付けGPU「ONEXGPU」でビジネスノートPCをパワーアップしてみた オンライン会議における“もっさり”の解決策になる?
法人事業の強化で、100年企業を目指す――「ドスパラ」のサードウェーブが8月に社長を交代 新社長はインテル出身の井田晶也副社長
Core Ultra搭載でAI PC化した「Surface Pro 10」「Surface Laptop 6」登場 ただし法人向けモデルのみCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.