両手に収まる小さなPCにUSB4とOCuLinkで外付けGPUをつないでみた 「AYANEO AG01 Starship Graphics」の性能をじっくり検証(2/4 ページ)

» 2025年02月06日 17時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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AYANEO SLIDE

 まずは、AYANEO SLIDEから検証していきたい。ベンチマークテストに使ったのは、「3DMark」の「STEEL NOMAD」「TIME SPY」と「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー」だ。

STEEL NOMAD

 AYANEO SLIDE単体で5回計測したスコアの平均値は469.6であった。AG01と接続した状態でTGPを100Wに設定したスコアは2088.2、120Wでは2105.6と大幅に向上した。なお、平均フレームレートは順に4.55FPS、20.93FPS、21.07FPSとなり、4倍以上の高速化を実現できた。

AYANEO SLIDEのSTEEL NOMAD STEEL NOMADをAYANEO SLIDEでテストした

TIME SPY

 単体では3067.6、AG01と接続した状態で100Wでは8520.6、120Wでは8523.2となった。

AYANEO SLIDEのTIME SPY TIME SPYをAYANEO SLIDEでテストした結果の一例

ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー

 AYANEO SLIDE単体では、「最高品質」にしたところ「設定変更を推奨」されてしまう3654であった。しかし、AG01を接続して100W設定では9441、120Wでは9532のいずれも「快適」という結果を得られた。

ファイナルファンタジーベンチマークテスト 「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシーベンチマークテスト」の結果も良いものであった

 AYANEO SLIDEのディスプレイは解像度こそ1920×1080ピクセルと平均的だが、高輝度、高いコントラスト比、高い色域カバー率を備え、美しい表示を行える。単体では若干のカクつきが見られるゲームでも、AG01を使うことで、最高品質かつ滑らかな画像で、没入感の高いゲームプレイができるということが分かった。

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