ハイパフォーマンスな14〜16型ノートPC「ThinkPad T」シリーズには、CPUを新世代に置き換えたモデルが登場する。モビリティー(可搬性)を重視する14型「ThinkPad T14s」には、Tシリーズ全体として初となるコンバーティブル式の2in1モデルも追加される。
ThinkPad T14s Gen 6は、既にSnapdragon X Eliteを搭載する「Qualcommモデル(T14s Gen 6 Snapdragon)」、Ryzen AI PRO 300シリーズを搭載する「AMDモデル(T14s Gen 6 Strix Point)」が発売済みだが、今回のタイミングで「Intelモデル」としてCore Ultra 200Vプロセッサを搭載する構成(Copilot+ PC準拠)とCore Ultra 200U/Hプロセッサ搭載の構成を追加で投入する。
Core Ultra 200U/Hプロセッサを搭載する構成は、近日中に発売する予定だ。Core Ultra 200V搭載構成については6月上旬以降の発売を予定しており、最小構成の標準価格は32万1200円となっている。
なお、AMDモデルについてはこのタイミングで Ryzen AI 5 PRO 340/ Ryzen AI 7 PRO 350 を搭載する構成が追加されている。
ThinkPad T14s Gen 6には、新たにIntelモデルが登場する。ThinkPadの2025年モデルでは唯一、Intel/AMD/Qualcommの3プラットフォームを“制覇”したことになるIntelモデルの主な仕様は以下の通りだ。
ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 1は、ThinkPad T14s Gen 6のCore Ultra 200U/H構成をベースにコンバーティブル式の2in1構造を取り入れたモデルだ。6月以降の発売を予定している。
主な仕様はThinkPad T14s Gen 6のCore Ultra 200U/H構成とおおむね同様だが、差異のあるポイントのみ以下に記す。
「ThinkPad T14 Gen 6」は14型の「ThinkPad T14」の第6世代、「ThinkPad T16 Gen 4」は16型の「ThinkPad T16」の第4世代となる。いずれも有線LAN(1000BASE-T)ポートを標準装備していることが特徴で、USB接続の有線LANアダプターが使えない環境での利用に適している。
両者共にCore Ultra 200U/Hプロセッサを搭載する「Intelモデル」と、Ryzen AI PRO 300プロセッサを搭載する「AMDモデル」(Copilot+ PC準拠)を用意しており、T14 Gen 6についてはIntelモデルにCore Ultra 200Vプロセッサ搭載構成(Copilot+ PC準拠)も加わる。AMDモデルは4月下旬以降、Intelモデルは5月上旬に発売となる予定だ。
ThinkPad T14 Gen 6は、パッと見ではThinkPad T14s Gen 6とそっくりなのだが、本体がわずかに厚く、有線LANポートを標準装備しているという違いがある。IntelモデルのCore Ultra 200U/H構成とAMDモデルはDDR5規格のSO-DIMMを採用しているため、メモリの増設/換装も可能だ
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