今回は特急電車に乗り込んで、移動中および旅館での作業を試みた。
指定席に用意されたテーブルは小型なタイプが多いが、14型のノートPCとHHKB Studioなら限られたスペースでも十分に活用可能だ。HHKB StudioはノートPCの手前やパームレスト部分に設置するのもアリだが、いっそのことキーボード上部に載せる「尊師スタイル」が望ましい。
今回利用したNECパーソナルコンピュータの14型モバイルPC「LAVIE NEXTREME Carbon」(PC-XC950DAG)なら、別途キーボードブリッジなどを使わずに、HHKB Studioのスタンドを立てるだけで設置/利用できる。
尊師スタイルを活用すれば、電車の狭いテーブルでも十分に仕事を進められた。もともと、HHKB Studioはパームレスト部分がなく、オプションでさまざまな素材のパームレストが発売されている。尊師スタイルには、バード電子の「セパレート型ウッドパームレスト」(5280円)がちょうどいいあんばいかもしれない。
いずれにせよ、HHKB StudioをノートPCと組み合わせることで、普段使い慣れた入力環境をどこにでも持ち出せて利用できるのはありがたい。自宅や会社の狭いテーブルだけでなく、車内やカフェなどのテーブルなどでも気兼ねなく使えるサイズ感なのも好ましい。
また、会社で提供されたノートPCのキーボードに不満を覚えている人も、だまされたと思って試してもらいたい。HHKB Studioは高価なのでいきなりは……という人には、レンタルサービスの「ゲオあれこれレンタル」の最短14泊15日〜(4980円〜)をお勧めしたい。これなら、キー配列やカラーなども含めて、実際の使用感を確かめられるし、気に入ったらそのまま購入することも可能だ。
前述したように、ケースのKeyboard Pod2とHHKB Studioの組み合わせは意外とかさばり、重量も1kgを超えてしまう。極限まで切り詰めたバックパッカーの旅には向かないが、出張やワーケーション、2拠点間の移動といった場合には大いに力になってくれるはずだ。
こちらは旅先の旅館で、PFUのモバイルディスプレイ「RICOH Light Monitor 150BW」を接続したところ。ビジネスホテルなどの極小テーブルでもデュアルディスプレイ環境を手軽に実現できる
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