日本HPのブースでは、同社が展開しているさまざまなChromebookやChromebook Plusを中心に、よりハイスペックなCopilot+ PCまで、数多くのPCを展示していた。
加えて、「Google Meet」「Microsoft Teams」といったビデオ会議サービスをより快適に使えるPolyブランドのUSBビデオバーや、A0サイズの印刷に対応する大判インクジェットプリンタの展示も行われていた。展示されていた大判インクジェットプリンタはスキャナ機能も備えた複合機であり、実際に多くの学校で導入されているという。
ある意味で、日本HPの“総合力”をアピールする展示となっていた
レノボ・ジャパンは、鉛筆で画面に書き込める学習用端末を中心に、さまざまなPCやソリューションの展示を行っていた。
印象的だったのが、ハイエンドワークステーション「ThinkStation P7」のデモ展示だ。
学習用端末はスペックが必要最小限であり、特に中学校以上の課程で本格的な写真/動画をしたり3Dモデルの作成を行ったりする際にパフォーマンス不足が否めない。そのため「パソコン教室にパワフルなPC(ワークステーション)を配備し、必要に応じて使う」というニーズもあるといい、それを踏まえて展示したものと思われる。
マウスコンピューターは、他のPCメーカーとは異なりクリエイター向けPCやゲーミングPCを中心にブースを展開していた。これはレノボ・ジャパンの段でも触れた通り、パソコン教室へのハイエンドデスクトップPC/ワークステーションの配備ニーズに応えるのはもちろんだが、高等学校課程において「eスポーツ部」を設置する(または設置を検討する)学校が増えていることも踏まえている。
もちろん、学習用端末への導入を想定したChromebookや、教員用端末としての導入を想定したノートPCも展示していた。
少しユニークだったのが、液晶ディスプレイのデモだ。同社は傘下にディスプレイブランドの「iiyama」がある。文部科学省が提示した「令和7年度以降の学校におけるICT環境の整備方針及び学校のICT環境整備3か年計画」では、教職員の業務用ディスプレイを「1人1台」整備する方針が盛り込まれており、それを踏まえた動きとなっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.