NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は、今回初めてEDIXでブースを展開した。「あれ、以前からブースあったよね?」と思ったかもしれないが、実は従来はNEC(日本電気)がブースを展開していた。文教向けを含むNECPCの法人向けPCは、今までNECが販売を担当していたからだ。
ところが2025年4月、NECは法人向けPCの販売業務をNECPCに移管した(参考記事)。規格/開発から販売までをNECPCが一貫して行う体制になったことに伴い、ブースの“主”もNECPCに移ったというわけである。
NECPCブースの様子。NECブースは従来NECが設置していたが、法人向けPCの販売機能が移管されたことに伴い、NECPCが設置主体となった
ブースでは、Z世代が考えたZ世代のためのノートPC「LAVIE SOL」や、裏蓋を外さずにバッテリーを簡単に交換できるChromebook「NEC Chromebook Y4」、NECブランドのカラーレーザープリンタ/複合機や電子ホワイトボードなどが展示されていた。
LAVIE SOLは「Z世代」をターゲットとするノートPCで、企画段階からZ世代が関与している(参考記事)。天板部分に着せかえパネルを装着できることが特徴だ
NEC Chromebook Y4は学習用端末として展開されている。CPUはIntel N100を搭載している
本体右側にはスタイラスペンのホルダーを装着できる(左)。バッテリーはユーザー交換可能な設計だ(右)
プリンタ製品は、引き続きNECが販売を手掛ける。展示されていたColorMultiWriter 4F150は、カラー印刷の他にコピーや高速スキャナ、FAX機能も備える複合機だ
電子ホワイトボード「Brain Board」も、NECが引き続き販売するということで展示されていた
サードウェーブのブースでは「AI」「ドローン」「VR」「クリエイティブ」「eスポーツ」といったシーン別にお勧めのPCを訴求していた。
サードウェーブブースの様子。シーン別に製品を訴求するという方法を取っていた
例えば3DプリンターやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などを絡めつつ、同社が得意とするゲーミングPC「GALLERIAシリーズ」やクリエイター向けPC「raytrekシリーズ」をアピールしたり、校務の効率アップに向けてビジネス向けの「THIRDWAVEシリーズ」のノートPCを提案するという感じだった。
raytrek 4CZ59は「GeForce RTX 5090」を搭載したraytrekブランドのデスクトップPCにおけるフラグシップモデルだ
こちらは、「GeForce RTX 5080」を搭載するraytrek 4CZ58。3D CADのデモンストレーションに利用されていた
こちらは、GeForce RTX 5060 Tiを搭載するGALLERIA XA7C-R56T。先ほどのマウスコンピューターの段でも触れたが、eスポーツという文脈におけるゲーミングPCの引き合いも強いようだ
THIRDWAVEブランドのノートPCは、校務用端末として提案されていた。左はTHIRDWAVE F-14RP5S-B、右はCopilot+ PC準拠のTHIRDWAVE F-14LN7LA-Bだ
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