うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月11日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Bluetooth SIGは5月6日、Bluetoothの最新バージョン「Bluetooth Core 6.1」を公開した。Bluetooth SIGは、Bluetoothのコア仕様を年2回(半年ごと)リリースするとしており、Core 6.1が2025年で最初のリリースとなる。
この新しいリリースサイクルにより、開発者やメーカーはBluetoothの最新技術に迅速にアクセスできるようになり、ワイヤレス技術のイノベーションを促進し、市場への対応力全体を向上させることができるという。
Bluetooth Core 6.1では、Bluetoothデバイスのプライバシーと電力効率を向上させるように設計された機能「Bluetoothのランダム化RPA(解決可能なプライベートアドレス)」に関するアップデートが導入されている。
アドレス変更のタイミングをランダム化することで、第三者がデバイスのアクティビティーを時間の経過とともに追跡したり相関したりすることが困難になり、デバイスのプライバシーが向上するという。
ランダムRPA更新機能は、アドレス変更操作をコントローラーにオフロードさせることで、バッテリー寿命を節約する。
Googleは5月14日、デスクトップ向けChromeブラウザの安定チャネルをアップデートした。WindowsおよびmacOS向けに「136.0.7103.113」「136.0.7103.114」、Linux向けに「136.0.7103.113」が展開されている。
このアップデートには、脆弱(ぜいじゃく)性への対処を含む、4件のセキュリティ修正が含まれており、CVE番号が公開されているのは以下の2件だ。
深刻度はどちらも「High(高)」だが、CVE-2025-4664に関しては攻撃の事実が確認されており、できるだけ早急なアップデートが必要だ。
Chromeが既にインストールされている場合は自動で更新されるが、Chromeのメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選択すれば手動でも更新できる。
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