ワコムの新型液タブ「Cintiq 16/24」が「Cintiq Pro」キラーな気がしてならない プロ絵師がつぶやいた理由ある日のペン・ボード・ガジェット(4/5 ページ)

» 2025年06月26日 12時00分 公開
[refeiaITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Pro Pen 3の「耐久性問題」

 ところで、不覚にも気づくのが遅くなったのですが、Pro Pen 3はボタンの耐久性に不満を持っているユーザーが少なからずいるようです。使っていると数カ月でボタンの1つがポロっと取れるとかなんとか。

 実際に2023年に入手したPro Pen 3のパーツを見ると、ボタンとフレームの接合(弾力可動部品)が非常にきゃしゃになっており、確かにこれはちぎれるかもなあ……という印象です。

Cintiq 24 16 液タブ 液晶 ペン タブレット WACOM ワコム Pro Pen 3 スタンド 太軸の取り付けに対応するために、ボタンのフレームは取り外し可能になっています

 幸いにというか、不幸にもというか……、自分は今ほど情報が豊かじゃなかった大昔にサイドボタンに消しゴムを割り当ててヘビーに押しまくる習慣があり、何か筆圧が死んでくるけどそういうものだろうと思ってどんどん買い足しながら使っていました。

 そして手元のペンが10本前後になろう頃に、どうやらサイドボタンを使わないことで延命できると気付き、それ以後はあまり頻繁に押す割り当てをしないようになっていました(今から思うと、なぜ保証対応を試さなかったのかが謎です)。

 ともあれ、消しゴムのような超頻繁に使う割り当てができる以上、それで壊れるならば設計か製造上の不備です。そこで本機に付属しているペンのボタンパーツを確認してみると、設計変更があったらしく接合部分が太くなっています。これでどれくらい耐久性が向上するのかは分からないですが、解決を願いたいところです。

Cintiq 24 16 液タブ 液晶 ペン タブレット WACOM ワコム Pro Pen 3 スタンド ボタンの右側の樹脂が太くなっているのが分かるでしょうか

 ところで、手元のCintiq Pro 17では余らせておくのがもったいなくてPro Pen Slimも頻繁に使いますが、サイドボタンの押しやすさはPro Pen 3より快適です。ボタンの数が増えたとか、1本で太ペンにも細ペンにもなれるのは良いですが、ちょっともどかしいところですね。

ペン性能も一応チェック

 さて、話を戻しまして。もう同じペンで何回目、という話なので書くのはザッとにしますが、ペン性能も一通りチェックしてあります。

 ジッターなども問題なし、超軽い筆圧から自然に反応し、かなり強い筆圧まで頭打ちにならず描くことができます。特に画面を薄くなでるようなフェザータッチに自然に反応する様は素晴らしく、快適さや作業効率、制作スタイルの幅が広がる人もいるでしょう。

 筆圧が高めで手が疲れやすい人は、より軽い筆圧で描く練習を初めてみるのもよいかもしれません。

 遅延も速い部類(最近の機種での速い遅いは微々たるものです)で、細かい追従も良いため、素早いストロークから小さな震えのようなニュアンスまで、安心して筆を振るうことができます。

 また、ホバーの検知範囲が比較的高く、タッチ対応モデルでは誤タッチの除外を稼働させながら利用しやすいです。ペンが傾く向きに応じて除外の範囲が決まるようで、右手にペンを持ってホバー範囲から出さないまま画面左側をタッチ操作したり、その逆もできたりします。

Cintiq 24 16 液タブ 液晶 ペン タブレット WACOM ワコム Pro Pen 3 スタンド 手のひらの誤タッチを除外したまま、ペンをホバー範囲外に避けなくてもタッチ操作が可能です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  10. カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」第5弾のラインアップを決める“ユーザー選挙”投票受付を開始 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー