キースイッチは、以下の3タイプから選べるようになっています。至れり尽くせり過ぎませんか。
Cherry MXシリーズで言うところの赤軸がお好みならSURFER、茶軸ならPULSEがおすすめです。VOIDはSURFERよりも弾力が加わった印象があります。個人的にはSURFERでも十分な静粛性があると感じましたし、僕の感覚にも合っていました。
チルトスタンドは一段階のみではありますが、コレがあるとないとでは大違い。実は前モデルの足は固定式で、傾斜がつけられなかったのです(FLOW Liteは除く)。特に独立したファンクションキーを持つ「Flow 2 100keys」と「Flow 2 84keys」は、チルトさせることで指が全域に届きやすくなります。
本体を裏返して左側のチルトスタンドを開くと、Bluetooth/2.4GHzワイヤレス/有線のモード切り替えスイッチが現れます。頻繁に操作するものではないので、普段は見えないように隠しておくという選択はアリですね。
充電および有線接続のためのUSBポートは右側面にありますが、黒いバーも用意されています。これはタッチで操作できるスライドバーで、初期状態ではボリュームコントロール機能が割り当てられていました。
記事執筆時点ではキーマップカスタマイズツールがリリースされていなかったために変更ができなかったのですが、レスポンスは良好です。小指で触れながら、軽く操作できますね。
外出先でも優れたキータッチを求めて、ノートPCと外付けキーボードを一緒に持ち歩く方は意外にも少なくありません。この使い方で人気なのがHHKBなどのコンパクトキーボードですが、ノートPCのキーボード部の上に置いて操作すると、本体側のキーボードが押し込まれてしまって文字入力がしにくくなるというトラブルが発生します。
そこでゲタとなるパーツで底上げするテクニックがあるのですが、Flow 2には不要です。
オプションパーツを一切使わずに、直置きした状態で使えます。「Flow 2 68keys」であれば、タッチパッドも隠れません。
13インチMacBook Airの場合は、左右のスピーカーパネル部の上にFlow 2のゴム足が乗ることになるので、内蔵スピーカーの音質はスポイルされますが、普段はBluetoothイヤフォンなどを使っているのでネガティブな部分とは感じません。むしろセッティングの手間がないことにうれしくなってきますね。
チルトスタンドを使う場合も、ディスプレイパネルのヒンジ近くに接地させれば大丈夫。安定します。
メカニカルなものが好きという男子のハートをつかんできたパッケージデザインにも、Lofreeのセンスを感じます。見てください。美しい“あしゅら男爵”テイストというべきでしょうか。左半分はキーキャップを外してキー軸を露出させているんですよ。箱を開ける前からこれほどワクワクしたキーボードは初めてです。
開封してからも、Lofreeのセンスが感じられる構成にニヤッとしますね。キーボード本体は半透明のシートで覆って期待感をあおってきますし、箱底部の付属品が入るスペースも、パーツの形状に合わせたデザインが施されています。
そして一番驚いたのが、Windows環境用のキートップが付属してきたことです。以前からmacOSでもWindowsでも使える設計となっていたLofreeのキーボードですが、あわせて使うPCに合わせて適切なデザインのキーキャップが使える優しさってありがたいですね。
Lofree「FLOW Lite」は滑らかタッチとコスパに優れる大注目のメカニカルキーボード
Lofreeの「Edge」はハイレベルなキータッチを持ち運べる薄型メカニカルキーボード
レトロモダンなキーボード/マウス「Lofree」シリーズは、魅力的なルックスだけじゃない実力派だった
Lofree、65%レイアウトを採用したスリムコンパクト仕様のメカニカルキーボード
スチームパンクな見た目と磁気センサースイッチ、ラピトリ対応が魅力のキーボード「NuPhy Field75 HE」をチェックCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.