NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は9月9日、直販サイト「NEC Direct」限定販売の新型PCを3モデル発表した。受注は既に開始しており、順次出荷される。
「LAVIE Direct NEXTREME」は、軽量設計の13.3型モバイルノートPCだ。今回の新モデルは強力なNPU付きSoCを採用することで「Copilot+ PC」に準拠した他、NECPC独自のAIソリューションにより利便性の向上も図っている。最小構成の直販価格は24万9000円だ。
SoCはCore Ultra 200Vプロセッサで、メモリの容量は搭載するSoCによって16GBまたは32GBとなる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量は256B/512GB/1TBから選べる。
ディスプレイはタッチ操作対応で1920×1200ピクセルの13.3型液晶を備える。タッチセンサーは、パネルの内側に搭載されている(インセルタッチ)。
天板に東レ製カーボン材を採用したことで軽量化と丈夫さを両立しており、米軍の物資調達基準「MIL-STD-810H(MIL規格)に準拠する耐衝撃/耐環境性能も備える。それでいて、最軽量構成の本体重量は約994gに抑えられている。
今回のモデルでは独自のAIソリューションを導入しているのが特徴で、通常時は充電を80%に制限し持ち運び利用前には自動でフル充電を行える「スマート充電」機能、利用状況に応じて画面の輝度やバックグラウンド処理、通知などを調整する「ロングバッテリーモード」機能の他、マニュアルやサポート情報を学習しユーザーの困りごとに対応するAIチャットアプリの「LAVIE AI Plus」も利用できる。
ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4に対応する。内蔵バッテリー駆動時間は、動画再生時で約20.1時間、アイドル時で約40.2時間となっている。ユーザーが自身でバッテリー交換を行えるバッテリーパックも用意される。
「LAVIE Direct N14 Slim」は、14型のエントリーノートPCのスリムモデルという位置付けだ。今回の新モデルはAMD製APU(GPU統合型CPU)のRyzen 8040シリーズを採用することで、NPUによる快適なAI利用と手頃な価格を両立している。
1920×1200ピクセルの14型液晶はタッチ操作対応パネルも選択可能で、バッテリー容量を2種類(S/M)から選べる。最小構成の直販価格は17万4000円だ。
スリムタワーボディーのデスクトップPC「LAVIE Direct DT」の新モデルは、ボディーデザインを一新した上で、CPUをNPU付きのCore Ultra 200Sプロセッサを搭載している。
外部GPU(グラフィックスカード)として「Intel Arc A310 Graphics」を搭載した場合、CPU内蔵GPU(Intel Graphics)と合わせて最大6画面を同時出力可能だ。オプションでワイヤレス通信を選択した場合、Wi-Fi 7とBluetooth 5.4を利用できる。
最小構成の直販価格は17万4000円だ。
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