手元にあるゲーミングPCを活用して生成AIを動かす! 無料で使える「LM Studio」のキホンを解説:“超”初心者向けローカルAI「gpt-oss」導入ガイド(2)(1/4 ページ)

» 2025年09月12日 13時40分 公開
[Yukito KATO,ITmedia]

 生成AIを手元のPC環境で動かせる「ローカルLLM」の導入から活用までを解説する本連載の第2回は、前回導入したLM Studioを使って、実際に手元のPCでLLMを動かす基本的な使い方を解説していく。

 LM Studioをインストールしただけでは、LLMは利用できないため、LLMの根幹をなすモデルのダウンロードが必要だ。

→・手元にゲーミングPCがあれば、オフライン環境でも生成AIが利用できるってホント? ローカルLLM(大規模言語モデル)導入を解説

gpt-ossのダウンロード

 LLM(大規模言語モデル:Large Language Models)とは、人間のような受け答えを行うために膨大なデータを学習させた自然言語処理のモデルだ。「gpt-oss」や「DeepSeek R1」などがこれに当たる。

 第1回の記事でインストール手順を解説したLM StudioはLLMではなく、あくまでLLMを気軽に利用するためのツールだ。根幹をなすのはLLMとなるため、LM Studioを導入しただけでは利用できない。

 今回はLLMの導入を解説しよう。まずは下記の手順を参考に、LM Studioの中でgpt-oss-20bをダウンロードしてみよう。

 LM Studioを立ち上げると、画面上部に「モデルを選択してください」と表示されている部分があるので、そちらをクリックしよう。

photo gpt-oss-20bをダウンロードするため、画面上部の「モデルを選択してください」をクリックしてみよう

 すると、下図の通り「openai / gpt-oss-20b」がレコメンドされるので、「Download」ボタンをクリックしてgpt-oss-20bをダウンロードする。

photo gpt-oss-20bがサジェストされるので、「Download」ボタンをクリックしてモデルをダウンロードしよう

 なお、モデル名の後ろにある「20b」とは、モデルのパラメーター数を指している。この数が大きければ大きいほど複雑な処理が可能となる指標で、いわばこのモデルがどれくらいの表現力を持っているかを示している。

 ただし、このパラメータ数が伸びると性能が上がる一方で、そのPCに求められるスペックが飛躍的に向上していく。とにかく大きい物を選べば良いというわけではないため注意しよう。

 参考までに、gpt-ossはgpt-oss-20b以外にgpt-oss-120bも用意されているが、推奨されるGPUのスペックは、グラフィックスメモリ(VRAM)が80GBのGPUという、個人では手の出しようがないスペックを求められる。

 今回ダウンロードしたgpt-oss-20bのように、パラメータ数が20bのモデルであれば、VRAMが16GB程度のGPUでも快適に利用できるため、他のモデルを利用する際もパラメータ数が20bまでのモデルと選ぶと良いだろう。

 モデルのダウンロードが完了すると、下図の通り「Your Models」に「OpenAI’s gpt-oss 20b」が追加される。これでgpt-oss-20bのダウンロードは完了だ。

photo モデルのダウンロードが完了すると、Your Modelsに一覧として追加される

 早速ダウンロードした「OpenAI’s gpt-oss 20b」をクリックしてみよう。

 無事にモデルの読み込みが完了すると、「モデルを選択してください」の表示が「openai/gpt-oss-20b」に変わる。

 これはLM Studioがgpt-oss-20bの読み込みを完了したことを指している。タスクマネージャーを確認してみると、GPUのVRAMががっつり消費されている事が見て取れる。

photo gpt-oss-20bの読み込みが完了した際の様子。VRAMの使用量が大きく増えていることが分かる
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー