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「Thunderbolt 5」って本当に必要? 対応SSDで試してみた結果(1/2 ページ)

» 2025年09月23日 12時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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 上下最大80Gbps(理論値)の通信が可能な「USB4 Version 2.0」。Intelが提唱する「Thunderbolt 5」規格は、このUSB4 Version 2.0の規格に完全準拠している。

 2025年に入って、Thunderbolt 5対応のPCや周辺機器がじわじわと増えつつある。しかし、「Thunderbolt 5対応って本当にメリットあるの?」と懐疑的な人もいると思う。そこで本記事では、昨今登場したThunderbolt 5対応SSDの実機を使って、そのメリットを探っていきたい。

Thunderbolt 5対応SSD Thunderbolt 5対応SSDの実力をチェック!

USB4 Version 2.0/Thunderbolt 5の概要(おさらい)

 USB4 Version 2.0では最大通信速度(理論値)が40Gbpsから80Gbpsと倍増している。そのため、パフォーマンス呼称を使う場合には同規格を「USB 80Gbps」と表記する。PCI Express規格の伝送を行う場合は、Revision 4.0(PCI Express 4.0)にも対応するのが特徴だ。

 また本規格ではオプションで「非対称通信モード」が用意されており、片方向に限り最大通信速度(理論値)を120Gbpsまで引き上げられる(その代わり反対方向は最大40Gbpsとなる)。

USB4 2.0の概要 USB4 Version 2.0(USB 80Gbps)の規格概要(USB-IFのニュースリリースより)

 Thunderbolt 5はUSB4 Version 2.0に完全準拠することが特徴で、ホストデバイス(PC)側ではThunderbolt 3/4やUSB 2.0/3.2との後方互換性を備えている(※1)。

 USB4 Version 2.0にしてもThunderbolt 5にしても、従来のUSB4/Thunderboltと比べて高速通信できることが最大のメリットだ。高速なストレージデバイス、あるいは外付けグラフィックスアダプター(GPU)を一層生かしやすい。

(※1)USB 3.2では、Gen 2(USB 3.1 Gen 2/USB 10Gbps)への対応は必須だが、Gen 2x2(USB 20Gbps)への対応はオプションとなっている

Thunderbolt 5 Thunderbolt 5と、過去の規格の比較(本表の「USB4」はUSB4 Version 1.0を指す)

Thunderbolt 5対応PCはハイエンド中心

 USB4 Version 2.0は2022年10月、Thunderbolt 5は2023年9月に規格の詳細が明らかとなったが、対応商品が初めて登場したのは2024年後半で、2025年に入ってその裾野が広がり始めた。

 ホストデバイスたるPCでは、ハイエンドのゲーミングノートPCやモバイルワークステーションを中心にThunderbolt 5対応モデルが出ている。また、Macでもハイエンドユーザー向けのMacBook Pro/Mac Studio、そしてMac miniにThunderbolt 5対応モデルが用意されている。

 今回のレビューでは、ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 18 G835」を使ってThunderbolt 5対応SSDの実力をチェックしていく。本機は2基のThunderbolt 5ポートを備えている。

ROG Strix SCAR 18 G835 今回のレビューで利用する、ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 18 G835」
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