さまざまな動きがある中で、マシンの基幹部分も進化した。Intelの2025年の動きを振り返りたい。
年初に投入されたのは、新GPUとチップセットだった。GPUはミドルクラスの「Intel Arc B570」だ。搭載したグラフィックスカードがASRockとSPARKLEから4万5000〜4万6000円前後で売り出され、ミドルクラスの選択肢を厚くしている。
チップセットは「Core Ultra 200S」シリーズ(LGA1851)に対応する下位モデルの「Intel B860」で、搭載するマザーボードが複数社から1万8000円弱〜5万1000円前後で投入されている。
マザーボードを拡充した後は、CPUの幅を広げた。1月末には末尾KなしのCore Ultra搭載モデル「Core Ultra 5 235/225/225F」(価格は5万2000円弱〜4万7000円弱)を投入。2月には末尾Kのない12コアモデル「Core Ultra 7 265」(7万4000円前後)、GPUのない「Core Ultra 7 265F」(7万2000円弱)、3月に入ると末尾Kのない16コアモデル「Core Ultra 9 285」(11万円強)も加えた。
当時、あるショップは「(2024年10月に販売が始まった)Core Ultra 200Sシリーズはまだ高価です。従来のCoreシリーズ(第13/14世代)が買えるうちはそちらを選ぶ人もいるので、長い目で広がるのを待ちます」と話していた。
秋にはCore Ultra 9を搭載する超小型ベアボーン「ASUS NUC 15 Pro+」がASUS JAPANから売り出されるなど、新世代CPUが使える選択肢は着実に広がっている。
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