さらばWindows 10、ようこそ“画面付き”パーツ 古参も新規もアキバに集った2025年を振り返る2025年のアキバまとめ【後編】(4/4 ページ)

» 2025年12月26日 12時00分 公開
[古田雄介ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

X3DからThreadripper PRO、Athlonまで――自作を支えたAMD

 一年を通して、きめ細かく製品を投入したのはAMDだ。

 2025年の年初、Ryzen 9000シリーズに対応する下位チップセット「AMD B850/B840」を搭載したマザーボードが売り出され、とりわけ「Ryzen 7 9700」との組み合わせがリーズナブルだと好評を博した。

 その後、3月には「Ryzen 9 9950X3D」と「Ryzen 9 9900X3D」を投入した。

 初回に9950X3Dを20個入荷し、店頭販売に踏み切ったパソコンSHOPアークの前には70人の行列ができた。GeForce RTX 5090に代表されるハイエンドグラフィックスカードが店頭で売りにくい状況の中での販売だったが、急きょ抽選形式に変更したことで滞りなく売り切ったという。その後もX3Dシリーズは高い人気から品薄傾向が続くことになる。

パソコン工房 秋葉原パーツ館に並んだAMD B850/B840マザーボードのトールケース 1月、パソコン工房 秋葉原パーツ館に並んだAMD B850/B840マザーボードのトールケース
パソコンSHOPアークの9X3D販売告知ポスター 3月、パソコンSHOPアークのRyzen 9 9950X3D/9900X3D販売告知ポスター
X3Dシリーズは、話題性の高さから店頭販売を避けるショップもあった

 7月末から8月初旬にかけては、ワークステーション向けのCPU「Ryzen Threadripper PRO 9000WX」シリーズと、下位の「Ryzen Threadripper 9000」シリーズを連続して投入。注目度は高かったが、最上位の「PRO 9995WX」は212万円弱、最下位の「9960X」でも27万円弱の価格からと、「上空の方で風が吹いている感じで、普通の自作ユーザーは気にもとめていないのかなと」(某ショップ)といったコメントも聞かれた。

 秋に入ると、低価格帯のラインアップの拡充が目立った。9月中旬にはSocket AM4対応の2コアCPU「Athlon 3000G」が6000円弱で登場している。2019年11月に登場したモデルだが、付属のCPUクーラーとパッケージを新調して再投入した格好だ。

 その後、12月にはSocket AM5対応でGPUなしの6コアモデル「Ryzen 5 9500F」と、同じくGPUなしで6コア「Ryzen 5 7500F」を続けざまに売り出した。価格は3万7500円前後と2万7000円前後となる。

 入荷したあるショップは「メモリとストレージが、2027年頃まで厳しい状況であるのはもう既定路線です。それでもPCは必要なので、他のパーツはできるだけ価格を抑えたいという人がかなり増えています」と語り、低価格で済ませられるCPUの需要が伸びると予想していた。

 決して順風ではないかもしれない。けれど、2026年も新たなトレンドが生まれるはずだ。2026年もいろいろなアキバの動きをウォッチしていきたい。

7月末にパソコンSHOPアークに入荷した「Ryzen Threadripper PRO 9000WX」シリーズ 7月末にパソコンSHOPアークに入荷した「Ryzen Threadripper PRO 9000WX」シリーズ
同店に入荷した「Athlon 3000G」(新パッケージ) 9月、同店に入荷した「Athlon 3000G」(新パッケージ)
TSUKUMO eX.のRyzen価格表 12月、TSUKUMO eX.のRyzen価格表
前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年