10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力:新生活”向けエントリーモデル(3/4 ページ)

» 2026年03月10日 22時00分 公開
[林信行,ITmedia]
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色が指先まで届く――デザインと使い勝手

 次に、デザインと使い勝手について触れておこう。

 MacBook Neoでまず目を引くのは、ボディーカラーだ。シルバーとブラッシュ、インディゴ、そしてシトラスの4色があり、何よりシトラスが強烈な個性を放っている。明るく鮮やかな黄緑がかった黄色で、これまでのMacBookのカラーラインアップには存在しなかった色味だ。

 ブラッシュの淡いピンク、インディゴの深みのある青紫も、従来のMacにはなかった新鮮さがある。

Apple MacBook Neo ノートPC 99800円 低価格 10万円切り モバイルPC お手軽 ブラッシュ、インディゴ、シルバー、シトラスの4色から選べる

 今回のMacBook Neoで初めて実現したのが、キーボードのキーキャップへのカラー展開だ。ボディーと同系色のキーキャップが採用されており、Appleが使う「色が指先まで届く」という表現がぴったりくる。

 この統一感は、実際に手を置いて使ってみると写真で見る以上に気持ちいい。Appleがこのモデルに「フレッシュで楽しいパーソナリティ」を持たせようとしたのが、ここでもよく分かる。

 1つ正直に書いておくと、ディスプレイの縁(ベゼル)はMacBook Airと比べて太い。MacBook AirやMacBook Proはノッチデザインを採用することで狭額縁を実現しているが、MacBook Neoのベゼルは一回り広めだがノッチがない。

 ディスプレイ上部にカメラの出っ張りがないすっきりしたデザインを好む人にとっては、これはむしろ歓迎できる仕様だ。ディスプレイそのものは2408×1506ピクセル表示に対応し、輝度は最大500ニト/10億色表示対応で、日常の使い方では品質に不満を感じることは少ないはずだ。

Apple MacBook Neo ノートPC 99800円 低価格 10万円切り モバイルPC お手軽 空間オーディオに対応したスピーカーが両側面の手前側にある。ディスプレイ周囲のベゼル幅は、他のMacBookシリーズに比べて太めだ

 トラックパッドはForce Touchと呼ばれる2段階のクリックに対応したものではなく、ディープクリックと呼ばれる深く押し込む機能はない。他のモデルでは、このディープクリックを使って「コンテクストメニュー」というメニューを、カーソル位置に表示でき利便性が高いが、MacBook NeoではControlキーを押しながらクリックをすることで「コンテクストメニュー」を表示できる。

 また他のMacBookシリーズではトラックパッドの振動でクリック感を出しているだけでパッドが動いていないが、MacBook Neoのトラックパッドは押すと実際に沈む物理的なトラックパッドだ。

 このため、上下どのあたりを押すかによってクリック感に違いが少しだけ出るが、Appleはこれをほとんど感じないように丁寧な作り込みをしている。

 内蔵のWebカメラは、1080p対応のFaceTime HDカメラだ。指向性ビームフォーミングを備えたデュアルマイクと組み合わさることで、ビデオ会議やオンライン授業での映像と音声の品質は十分に高い。試したいくつかのZoom会議でも、相手から「映像も音もきれいだね」という感想をもらった。

Apple MacBook Neo ノートPC 99800円 低価格 10万円切り モバイルPC お手軽 左側面には2基のUSB端子がある。ディスプレイなどの接続に使う左側はUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)対応、右側がUSB 2.0対応となっている。仕様が異なるのに区別がつかないと話題になっているが、例えば外付けディスプレイと外付けHDDを接続する場合、手前側のUSBをディスプレイケーブル、奥をHDDにしてしまうと、ケーブル間に余計な交差が生じてしまって美しくない。きちんと示してはいないが、自然とそういう選択になるような配慮はされている

 そして、内蔵スピーカーにも驚いた。デュアルサイドファイアリングスピーカーと呼ばれ、空間オーディオとDolby Atmosに対応している。この価格の製品、このボディーからこんな音が出るとは思っていなかった。映画を鑑賞したり、音楽を聞く際も、スピーカーの存在を忘れるくらいの体験ができる。これはぜひ実機で体験してほしいポイントだ。

 バッテリーは公称で最長16時間動作する。朝から夕方まで充電なしで使い続けることに不安は一切なかった。ファンレス設計のため、どんな作業をしていても動作音はほぼ無音だ。カフェや図書館での利用にも向いている。

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