それではまとめていきましょう。
GAOMON Pro 19は、極めてリーズナブルながら、ハードウェア面の妥協が少なくて済む液タブ上位機です。比較的大型ながら扱いやすさを損なわない18.4型で、美しい外観のボディー、広色域対応の4Kディスプレイを備えており、競合の海外メーカーの最新世代と競える品質のペンを利用できます。この内容で実売10万円前後かそれ以下で入手できるのは、かなりの割安感です。
一方で、2本目のペンや左手デバイスは付属しません。コストを抑えて良いものを提供するための選択でしょうし、積極的に支持しても良いと思います。ただし、細いペンが必要な人や、高度な作業効率化にまで取り組みたい人は、自身の要求や回避策について検討しておくと良いでしょう。
また、ドライバアプリの完成度に改善の余地があるのも惜しいところです。スケーリング表示に対応していないためにGUIの表示が小さすぎたり、Windowsの一般的なGUIの操作に障害のある動作になることがあります。
液タブで絵を描いている時間の中で、ドライバアプリをいじったり描画以外のアプリを操作する時間はわずかなので大きなダメージにはなりませんが、忙しい人や一般的なアプリのペン操作に興味がある人は注意が必要です。
心配ならば、公式ストアで返品ポリシーをチェックして購入してみるのも良い選択でしょう(あまり知られていませんが、海外のメーカーは「満足できなかった」だけで返品できる規定になっていることが多いです)。
それにしても……ですね。少し余裕のあるサイズとか、ファンレスとか、薄くて軽いとか、設置の配慮がある下側ベゼルとか、Cintiq Pro 17が「これだったらなあ……」みたいなことをずっと考えてしまいました。
Cintiq Pro 17のドライバの安定性や機能性、タッチ対応、120Hz対応、Pro Pen 3の描き味にはどっぷり漬かっているので、乗り換えを検討するような話ではないです。それでも、こっちの方が快適と思えるシーンがいくつもあったのも確かです。何か遠い目になっちゃいますね。
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