PC市場の逆風下でMicrosoftが仕掛ける“サプライズ”とは? 2026年後半のSurface新製品を予想する:Windowsフロントライン(2/2 ページ)

» 2026年08月04日 12時00分 公開
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周辺機器はどうだろう?

 これまでSurface GoとSurface Laptop Goのディスコンの話題に触れたが、もう1つディスコン状態にある製品として「Surface Studio」がある。ディスプレイと一体型のクリエイター向けデスクトップPCで、カテゴリー的には「AiO(All-in-One)」と呼ばれている。

 大きな特徴の1つが4500×3000ピクセルの解像度を持つ28型のPixelSense Displayで、2022年にリリースされた最終版である「Surface Studio 2+」は、Intel Core i7-11370HのCPUにNVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU(6GB GDDR6)を採用したハイエンドに属するPCだといえる。

 このディスプレイに対する評価は高いようで、先ほどの動画の中でも「『Surface Studio Monitor』のみ売ってほしい」というユーザーからの声が紹介されており、実際にオストラム氏も「われわれがこれまで出荷した中でも最も美しい製品」と述べているほどだ。

 この動画を紹介しているボーデン氏の記事中で、あえて同製品の話題に触れつつ不自然に発言が途絶えたことから「何かのヒントなのでは?」とコメントしているが、実際どうなのだろうか。

一体型のデスクトップPC「Surface Studio 2+」 一体型のデスクトップPC「Surface Studio 2+」とそのディスプレイ

 このうわさが眉唾だとしても、PCそのもののカテゴリーで新製品の可能性が少ない中で、「周辺機器」に目を向けるのは面白い着眼点かもしれない。なぜなら、PCのようにメモリ高騰の影響を受けにくい製品カテゴリーであれば、あえてこのタイミングで何かチャレンジするのは可能性としてアリなのではないかと思う。

 1つ注目したいのは、先ほどの動画の中で「Surface Laptop Ultraからペン(Surface Pen)対応を削除した理由」について、オストラム氏がコメントしている部分だ。

 同社の調査データから、開発者やクリエイターがノートPCを利用する場合、マウスとキーボード、そしてタッチ操作が中心でペンの利用頻度が極端に低いことが分かったという。そのため、ディスプレイをコストのかかるデジタイザー対応にはせず、ディスプレイそのものの性能やバッテリー効率向上に振り向けるのが適当だと判断したという。

 そういえば、皆さんは初代Surface Studioがリリースされたときに「Surface Dial」という周辺機器も一緒に登場したことを覚えているだろうか? これも“チャレンジ”の一種だったと思うが、Microsoftとしてどのような“マンマシン・インタフェース”が最適なのか、時折新しい周辺機器を出してはその反応をうかがうことがある。

 その意味では、“ペン”は同社が2000年ごろから“タブレットPC”への取り組みを強めた段階から続く息の長い存在ではあるものの、なかなか根付いているとは言い難い。もしかすると、そうした“入出力の新しいデバイス”をまた何か考えているのかもしれない。

「Surface Dial」と「Microsoft Pen」 Microsoftが手掛ける周辺デバイス「Surface Dial」と「Microsoft Pen」
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