モバイルCPU採用のデスクトップPCからデュアル水冷G TUNEまで――過去最大級ブースで魅せたマウスコンピューターの「本気(マジ)」を軣社長に聞く:東京ゲームショウ2026(2/3 ページ)

» 2026年09月20日 13時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

オーバークロックでも静音仕様――水冷クーラー搭載で安定処理

 プロゲーマー向けのフラグシップブランド「G TUNE」シリーズから登場した「G TUNE FZ-I7G7L」は、コアゲーマーの“理想”を形にしたハイエンドマシンだ。

「G TUNE FZ-I7G7L」の仕様 「G TUNE FZ-I7G7L」の仕様

 本機の目玉は、デスクトップ向けCPUのIntel Core Ultra 7 270K Plus(24コア24スレッド/最大5.5GHz)と、AsetekとMSI、およびマウスコンピューターが共同開発したオリジナルのオーバークロック(OC)版GeForce RTX 5070を組み合わせ、CPUとGPUを水冷で冷やす「デュアル水冷仕様」を採用している点だ。

 GPUとグラフィックスメモリを、冷却技術の世界的リーダーであるAsetek製の水冷クーラーが密着して直接冷やすことで、性能を引き上げた「オーバークロック状態」での安定的動作が可能となったとアピールしている。

 発表会の中では、グラフィックス性能において通常仕様のモデルと比較したスライドが表示された。それによると、同じGeForce RTX 5070でも、通常仕様のものと水冷OC版では、最大約7.9%の性能向上を実現したという。

 処理が重い最新ゲームを高画質/高フレームレートで何時間も連続してプレイするような過酷な高負荷環境が続いても、熱暴走することなく常に静かで安定したパフォーマンスを発揮し続けるとうたう。

比較表 発表会イベントで表示されたスライド。ベンチマークテストの結果、いずれも通常仕様モデルより高い処理性能を発揮しているのが分かる
ステージ上の「G TUNE FZ-I7G7L」と「NEXTGEAR HD-A7G7L」 ステージに設置された「G TUNE FZ-I7G7L」と「NEXTGEAR HD-A7G7L」。どちらもAsetek製水冷クーラーを搭載したオーバークロック版GeForce RTX 5070を採用している
ブースにあったG TUNE FZ-I7G7L ブースに展示されていたG TUNE FZ-I7G7L
ブース上のNEXTGEAR HD-A7G7L こちらはブース上のNEXTGEAR HD-A7G7L。ディスプレイなどと組み合わせたイメージの分かる展示となっていた
NEXTGEAR HD-A7G7Lの内部 PCケースの内部。パイプの位置がよく分かる

クラウドゲーミング環境でのプレイを見据えた参考展示製品も

 同社のタブレットPC「mouse M2」と組み合わせて参考展示されていたのが、専用ドッキングステーションだ。この製品は、NVIDIAが提供する「GeForce NOW」をはじめとしたクラウドゲーミングでの利用を想定して企画された開発途中のアイテムである。

参考展示の専用ドッキングステーション 参考展示されていたmouse M2専用ドッキングステーションと、タブレットPCのmouse M2

 クラウドゲーミングとは、高速処理を行えるクラウドサーバに手元のデバイスを接続してゲームをプレイする仕組みのことを指す。手元のデバイスは操作コマンドを送り、その結果をストリーミング表示するディスプレイに過ぎないため、高い性能を備えている必要がない。

 そのため、普段は軽量なタブレットで外出先でもカジュアルにゲームをプレイし、自宅では専用ドッキングステーションに載せて据え置き型ゲームコンソールのようにしてプレイするという楽しみ方ができる。

 ドッキングステーションは、USB Standard-AポートやHDMIポート、さらには有線LANポートを搭載しているので、お気に入りのゲーミングマウスやキーボード、コントローラーを使ったり、大画面ディスプレイやTV機器に映像を出力したりすることができる。

 現在は試作段階なので、仕様が固まっていない状態だ。来場者からのフィードバックを募り、ユーザーが満足するような製品に仕上げていきたいとのことだ。

コンソール機のように使える タブレットを据え置きして、コンソール機やノートPCのようにも使える
林田さんの手にあるドッキングステーション ステージ上で林田さんに掲げられていた専用ドッキングステーション。USB Standard-Aポートの位置がよく分かる
こちらも参考展示されていた「G TUNE W5シリーズ」 こちらも参考展示されていたゲーミングノートPC「G TUNE W5シリーズ」
薄い 高性能なのに、かなりスリムな仕上がりになっている。出先でも本格的なゲームを楽しみたいという人にぴったりだ。開発中のため、仕様変更される可能性があるものの、Intel Core Ultra 7 255HのCPUとGeForce RTX 5070 Laptop GPU、16GBのメモリ、500GBのSSDを搭載し、ディスプレイは2560×1600ピクセル、リフレッシュレートは240Hz対応の15.3型となっている

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