定額給付金、女子中高生の6割強が“経済効果を期待できない”

» 2009年03月12日 07時15分 公開
[ITmedia]

 ピーネストは3月11日、女子中高生向けコンテンツ「@peps!」「Chip!!」の携帯ユーザーを対象に調査を行う「P−NESTリサーチ」で実施した、「定額給付金に関する意識調査」の結果を発表した。調査は3月6日と同7日の両日実施したもので、有効回答数は2002人。

 同調査によれば、“定額給付金の配布で日本経済が豊かになると思うか”という質問に対し、「全くそう思わない」と答えたユーザーの割合は、女子高校生で26.6%、女子中学生で21.1%にのぼった。また女子高校生の38.5%、女子中学生の42.8%が「あまりそう思わない」と回答するなど、女子中高生ともに定額給付金が与える経済効果に期待していないとする割合が6割を超える結果となった。

 なお「定額給付金を配るお金があるなら、そのお金を経済活性化のためのほかのことに使った方がいいと思いますか?」という質問には、「とてもそう思う」「そう思う」と答えた女子高校生、女子中学生の割合が、ともに53.1%となった。

 定額給付金の配布日が未定だった2009年1月末に実施した「政治・経済」に関する意識調査では、定額給付金の用途について、女子中高生の3割近くが「貯金する」と回答していたが、今回、一部地域で配布が開始したタイミングで同様の調査を行うと、「貯金する」という回答は大幅に減り、「親にあげる・とられる」という回答が女子高校生で26%、女子中学生で24.8%となった。

Photo 定額給付金の用途

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